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交通事故での救命率向上を目指し、スバルや日産、マツダも救急自動通報システムD-Call Net導入

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交通事故での救命率向上を目指し、スバルや日産、マツダも救急自動通報システムD-Call Net導入

2019年3月28日、スバル、トヨタ、日産、ホンダ、マツダの国産自動車メーカー各社が、救急自動通報システム「D-Call Net」の導入に関するニュースをほぼ同時に配信した。

救命率向上を図るコネクテッド技術「D-Call Net」を導入
交通事故での救命率向上を目指す救急自動通報システムのひとつ「D-Call Net」は、トヨタやホンダ、HEM-Net、日本緊急通報サービス(HELPNET)が中心となって2011年に始動し、データの集積とアルゴリズムを設計。そして2015年11月からの試験運用、2018年6月から消防・病院などの協力のもと、全国で本格運用していた。

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D-Call Netとは、クルマのコネクテッド技術を用いた救急自動通報システム、AACN(※)のひとつ。事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき、交通事故を起こした車両データを分析。このデータを、全国の消防本部と協力病院に通報し、ドクターヘリやドクターカーの早期出動につなげ、救命率向上を目指すもの。

※Advanced Automatic Collision Notification

今回、この取り組みに対応する企業・団体の数が「9」に増加し、救命救急医療への取り組みが前進したと言える。既存の6団体は、トヨタ、ホンダ、HELPNET、ボッシュ、プレミア・エイドであり、ここに国産自動車メーカー3社、スバル(SUBARU)と日産(日産自動車)、マツダ(マツダ)が新たに加わった形だ。

今回の発表にともない、D-Call Net参画団体代表・HEM-Netの篠田伸夫理事長がコメントを発表した。

「交通事故重症者の救急医療は、どれだけ早く実施するかがカギです。こうした領域にこそ、コネクティッド技術のような先端技術が活用されるべきです。これをHEM-Net、トヨタ、ホンダ、日本緊急通報サービス(HELPNET)が中心となり、2011年にD-Call Netを創り上げました。

D-Call Netには、医師が傷病者へ接触する時間を約17分短縮可能との研究結果があります。仮に全ての車両に搭載された場合は年間282人の交通事故死者が低減できるとの研究結果もあります。

今後は、1台でも多くの車両をD-Call Net対応とすることで、オールジャパンで救命率の向上を推進し“交通事故のない社会の実現”に寄与していきたいと考えております」(一部を抜粋)

D-Call Net対応車種表(2019年3月28日現在・携帯電話利用型含む)
トヨタ:クラウン、ランドクルーザー、ランドクルーザープラド、アルファード、ヴェルファイア、カローラスポーツ、センチュリーで、合計37万6000台(2015年11月~2019年2月)

レクサス:LS、LX、RX、GS、GS F、NX、IS、RC、RC F、LC、ES、CT、UXで、合計15万2000台(2015年11月~2019年2月)

ホンダ:アコード、フィット、オデッセイ、ヴェゼル、グレイス、レジェンド、ステップ ワゴン、シャトル、クラリティ フューエル セル、クラリティPHEV、フリード、NSXで、合計28万2000台(2013年1月~2019年2月)

マツダ:2019年発売の新型車より車載型で対応予定

スバル:未発表

日産:未発表

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