フォーミュラEシーズン6の第2戦ディルイーヤePrixのレース2が行われ、アレクサンダー・シムス(BMW)がポール・トゥ・ウイン。チームメイトのマキシミリアン・ギュンターが2位に入り、BMWが1-2フィニッシュを果たした。ただ、まだ数多くの審議対象者が残った状態であり、順位が大きく変わる可能性がある。
サウジアラビアの首都リヤド近郊の都市であるディルイーヤの市街地コースを舞台に行なわれた、フォーミュラEの開幕2連戦。その2戦目も、レース1に引き続きアレクサンダー・シムスがポールポジションにマシンを並べた。シムスはこれで、昨シーズンから3戦連続でのPP獲得となった。
■日本とブラジルでのレース開催が、次のフォーミュラEのターゲット
なおミッチ・エバンス(ジャガー)は、スーパーポールセッションで車両重量規定違反があり、6番グリッドに降格。またジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)はバッテリー交換を行ったため、グリッド最後尾への降格+10秒のタイム加算ペナルティを受けることになった。
また4番グリッドのジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)は、ダミーグリッドから動き出すことができず、ピットに戻されることになった。
ダンブロジオを除く23台がスターティンググリッドに並び、45分+1周のレースがスタートした。気温22度、路面温度29度というコンディションである。
ポールポジションのシムスは絶好のスタートで首位をキープ。セバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)とスタート順のまま続いた。後方でも接触はなく、レースは”静かな”出だしとなった。
ベルニュは1周を終えた段階でピットイン。10秒間停止して、ペナルティを消化させることを選択した。
レース序盤からシムスは快調に飛ばし、2番手ブエミを引き離していく。4周目の段階で、その差は2秒以上に広がった。ただブエミから後ろは数珠繋ぎの状態。レース中に2回の使用が義務付けられている4分間のアタックモードを起動するために、ターン19手前に設定された”アタックゾーン”を通過すれば、複数台にオーバーテイクされてしまうのは必至……そんな非常に難しい状況でレースが進行していく。
6周目、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSヴァージン)が、ターン18でディ・グラッシをオーバーテイク。ディ・グラッシはペースが上がらず、ダ・コスタに引き離されてしまうばかりか、後ろからエバンスのプレッシャーを受けることになる。ただ、エバンスは一瞬の隙を突かれ、レース1勝者であるサム・バード(ヴァージン)にオーバーテイクされてしまう。
7周目、先頭を行くシムスは、早くもアタックモードを起動。順位を落とすことなくパワーブーストを手にし、さらに後続を引き離していく。
9周目のターン18で、ダ・コスタがブエミに追突。ブエミはスピンしてしまい、大きくポジションを落とした。またブエミはコースに戻る際、後続のマシンの進路を妨害してしまう。その影響を最も受けたのがチームメイトのオリバー・ローランドで、ブエミ14番手、ローランド15番手となってしまう。
8番手を走行してたバンドーンは、11周目にアタックモードを起動。この助けも借りてマキシミリアン・ギュンター(BMW)を抜き、さらにファステストラップを更新する速さで上位集団を追った。
13周目には2番手ダ・コスタがアタックモードを起動。この間にディ・グラッシが前に出るが、ダ・コスタがすぐに抜き返した。ただ後方ではバードがエバンスと接触し、ウォールにクラッシュ。これでマシンを壊したバードのマシンに、パスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が突っ込んでしまう。
バードがコース上にマシンを止めてしまったことで、セーフティカーが出動。エバンスもピットに戻り、修復の作業を受けた。またウェーレインも左フロントのタイヤガードを大きく壊してしまった。
このセーフティカーラン中に、ファンブーストの投票結果が発表。バンドーン、ニック・デ・フリーズ(メルセデス)、ブエミ、ダ・コスタ、アンドレ・ロッテラー(ポルシェ)がブーストパワーを手にした。
16周目の途中からレース再開。このタイミングで、多くのマシンがアタックモードを起動する。先頭のシムスもここでアタックモードを起動。2番手ダ・コスタはシムスを抜いていいのかどうかためらうような動きを見せ、結局シムスは首位のままレース後半へと駒を進めた。
なお2番手を走っていたダ・コスタには、ブエミに追突した責任によりドライブスルーのペナルティが下された。ブエミにもコースへの復帰が危険だったとして、10秒のタイム加算ペナルティが下された。この結果、2番手ディ・グラッシ、3番手にはギュンターというトップ3となった。
この直後、ロビン・フラインス(ヴァージン)が単独スピンを喫してウォールにクラッシュ。これで2回目のセーフティカー出動となった。ヴァージン勢はこれで全滅となった。
21周目からレースセーフティカーランが解除。しかしフラインスのマシン回収はまだ完了しておらず、すぐにフルコースイエロー(FCY)が宣言された。
22周目の途中からFCY解除。このタイミングで2番手ディ・グラッシがアタックモードを起動させるが、ギュンターとバンドーンにオーバーテイクされてしまう。ただディ・グラッシはアタックモードの利点を活かし、すぐにバンドーンを料理。ギュンターも抜こうとするが、それは叶わずにアタックモードの終了を迎えた。
なお1回目のセーフティカー明けの状況について、さらには他にも多くの審議対象になっている事案があることがこの時点で発表された。5番手を行くバンドーンも、FCY中の速度違反で審議対象となっていることが明らかになった。
そしてレース開始から45分が経過し、30周目が最終ラップとなった。各車のバッテリー残量はギリギリだったが、なんとかチェッカーまでたどり着くことに成功した。
結局シムスがトップチェッカー、2位にはギュンターが入り、BMWが1-2フィニッシュを達成した。3位にはディ・グラッシが入った。以下バンドーン、エドアルド・モルタラ(ベンチュリ)、ロッテラー、ローランド、デ・フリーズと続いた。
ただ、ロッテラーとフェリペ・マッサ(ベンチュリ)にはドライブスルーペナルティが科され、レース後の裁定だったために24秒のタイム加算。ロッテラーは16位、マッサは20位に落ちた。また現状4番手のバンドーン、7番手のデ・フリーズ、そして1回目のセーフティカー明けの動きについてなども審議対象となっている。そのため、まだ順位が大きく変わる可能性もある。
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