多い通りに動いてくれる感覚がたまらない魅力
イタリア車が集まる「イタリアンジョブ2024」に参加していたフィアット「500L」のオーナー、三輪さんに声を掛けてみると、欧州車をはじめとした実にさまざまなクルマを乗り継いできたと教えてくれました。現在の愛車について話を伺うと、このクルマの存在を知ったのは、映画『ルパン三世 カリオストロの城』だそうです。どのようなチンクエチェント・ライフを送っているのか、詳しく聞いてみました。
82歳女性オーナーから譲り受けたアルファ ロメオ「2000GTV」をGTAm仕様に! 40基のみの本物レーシングエンジンに換装し公認も取得済みです
人々の温かみを感じるイタリアンジョブが楽しみ
「自然の山に囲まれて、いろいろなクルマを眺めながら、1日まったりと愛車談義に浸れるこの雰囲気は本当に毎年の楽しみなんです」
そう語るのは、ちょうど、乗り始めて丸6年という2代目フィアット「500L」(チンクエチェント)で参加していた三輪さんご夫妻。500の主治医であるフィアットスペシャリスト「ベーシックベーネ ニワ」の丹羽代表に、こんなイベントがあるから参加してみたら? と勧められて入手直後に初参加して以来、その楽しさから毎年リピート参加するようになったという。
「今回で7回目のイタリアンジョブなんですが、主催者の佐々木さんの人柄も素敵ですし、到着すると、出迎えてくれるスタッフの皆さんの笑顔、手作りのパンフレットも温かみがあっていいですね。それだけで今年も来て良かったなといつも思います」
『ルパン三世』のクルマと動きが同じ!
ホンダ「グランドシビック」から始まったという三輪さんのカーライフ。その後はボルボ「940エステート」、フィアット「ニューパンダ」(2代目)、3代目フィアット「パンダ4×4」(6MT)、BMW「320ツーリングスポーツ」といった個性的な輸入車を楽しんでいた。そんな三輪さんと500との出会いは2018年のこと。いつものように、いろいろなウェブサイトを見ていた時に、ふと目が止まったのが、広島にあるワールドヴィンテージカーズのホームページにあった、ネイビーの外観とタンのインテリアの組み合わせの500だった。
「イメージにぴったりの内外装でひと目惚れでした。その時、私はパンダに乗っていたのですが、担当者の佐々木さん(フィアット岐阜)とワールドヴィンテージカーズの橋本さんが旧知の仲ということを、やり取りの中で知り、これは運命的な出会いかもと。クルマはイタリアから日本に輸送中で現車は見れませんでしたが、買うことを決めました」
実際に乗り始めてみると、運転・操作の全てがダイレクトで、思い通りに動いてくれるのが堪らない魅力だという三輪さん。
「自分が動かしているんだぞ! という現代車にはない感覚がいいですね。じつはチンクエチェントを知ったのは、昔観た映画『ルパン三世 カリオストロの城』だったのですが、映画でのクルマの動きと同じす」
と笑う。
この日、隣り合わせで停めていたアバルトTCの竹山さんと、そのナビの中野さんとも、このクルマに乗り始めてから出会った500の仲間だ。
「仲間ができたのも、このイタジョブがきっかけでしたし、素敵な参加賞も嬉しいです。来年ももちろん来ますよ」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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実際に乗り始めてみると、運転・操作の全てがダイレクトで、思い通りに動いてくれるのが堪らない魅力だという三輪さん。