■新型「ヴェゼル ハントP」を出展!
ホンダは2024年6月28日から30日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたアウトドアイベント「TOKYO OUTDOOR SHOW(トウキョウアウトドアショー)2024」に、新型「ヴェゼル」のアウトドア仕様「HuNT(ハント)パッケージ」を展示しました。
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ヴェゼルは2013年に登場したコンパクトSUVです。2代目となる現行型は、2021年4月に発売されました。
2代目は、上位クラスにひけをとらない都会的で伸びやかなフォルムと、独自のセンタータンクレイアウトを活かした精緻なパッケージングにより実現した、見た目のスマートさからは想像しづらい十分な広さを確保した室内空間が特徴です。
また後席シートはただ前倒しするだけではなく、床面に沈むダイブダウン構造を採用しており、コンパクトクラスとしては驚異的な約1900mmのほぼフラットな荷室長を確保しています。
パワートレインは、1.5リッターDOHC「i-VTEC」ガソリンエンジンと、1.5リッターエンジン+2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載モデルが設定されています。
そしてデビューからおよそ3年が経過した2024年4月26日には、マイナーチェンジを実施した新型ヴェゼルが発売されました。
パワートレインでは、主力のe:HEVに改良を加えています。
エネルギーマネジメントの制御を見直し、エンジン始動・停止頻度を大幅に低減させたほか、ドライバーの操作に対する応答性(アクセルレスポンス)をより向上させ、スムーズで力強い走りを実現しました。
外観では、フロントグリルやフロントバンパーに変更を加え、SUVらしいタフさや存在感を強化。さらにリアコンビランプをフルLED化して水平基調の2段グラフィックに統一し、ボディの全周を巡る水平基調のキャラクターラインを強調しました。
ボディサイズは、全長4340mm×全幅1790mm×1580-1590mm、ホイールベース2610mmで、マイナーチェンジ前と変わらないコンパクトさを保ちます。
ボディカラーは「シーベッドブルーパール」(ホンダ新色)と「ボタニカルグリーンパール」(ヴェゼル新色)を新設定しています。
グレード展開も変更し、上級グレード「e:HEV Z」には新たに「PLaY(プレイ) パッケージ」が設定されました。
2代目ヴェゼルには当初、専用内装や専用2トーンカラー、パノラマルーフなどが備わる「PLaY」グレードがありましたが、新型ヴェゼルでは4WDやパノラマルーフレス仕様も設定することで、選択肢の幅を広げています。
そしてもうひとつ新設定されたのは、ベースグレード「e:HEV X」にアウトドアテイストを追加した「HuNT(ハント)パッケージ」です。
専用のルーフレールや専用アルミホイール、カッパー・メタリック塗装のフォグライトガーニッシュを採用し、専用カラーのインテリアと組み合わせ、都市部のみならずアウトドアにも似合うパッケージとしたものです。
インテリアは「プライムスムース×ファブリック」に専用カラー「カーキ&ネイビー」のコンビシートとし、ファブリックの素材には撥水・撥油機能のある「FABTECT(ファブテクト)」を採用しています。
■アウトドア仕様をよりアクティブに「使い倒す」カスタマイズバージョンが登場
TOKYO OUTDOOR SHOW2024でも、登場て間もない新型ヴェゼル e:HEV X HuNTパッケージが公開されました。
展示車のボディカラーは新色シーベッドブルーパールで、ホンダアクセス製の純正アクセサリーでカスタマイズされているのが特徴です。
外観では、ネイチャーテイストの「ボディーサイドデカール」を装着。ルーフには、HuNTパッケージに装備されるルーフレールに装着可能なシステムキャリアを備えます。
また純正アクセサリーではありませんが、システムキャリア上には「INNO(イノー)」のエアロフォルムルーフラックが組み合わされ、アウトドアギアが積載されていました。
これは、ホンダアクセスが提供する「A-Collect」と呼ばれる商品のひとつで、純正アクセサリーではありませんがホンダの販売店でも購入可能なものです。
そして車内は後席が倒した状態となっており、荷室の床面には純正アクセサリーとして防水性のある「ラゲッジトレー」と「シートバックトレー」が装着され、汚れた荷物などを気軽に積むのにも適した仕様となっています。
※ ※ ※
前述の通り荷室長は約1900mmで、床面も広大かつほぼフラットなため、身長180cmの筆者(くるまのニュース編集部T)が実際に寝転ぶことも可能で、車中泊も十分に対応可能なことがわかります。
ただし床面長自体は180cmに満たないため、実際に就寝する場合には前席とのあいだの床面に荷物などを置いてすき間を埋めたり、寝床をフラットに保つ薄型のエアマットなどを敷く工夫が必要となるでしょう。
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