ランクル300は新車価格の2倍以上で販売
コロナ禍での半導体を始めとする部品不足、さらにはウクライナ情勢による生産体制の混乱も相まって新車供給が滞っている。そのため、新車の納期は延び延びになっており、車検の都合で納車を待てない顧客ニーズなどが膨らみ、中古車の価格が急上昇中だ。そこで今回は、値上がりの目立つ車種の価格を中心に中古車市場の現状についてお伝えしたい。
読者の中には、車種にこだわらなければ中古車など数万円から手に入ると思っている人も多いだろう。だが、それは過去の話。実は2月の中古車平均取引価格は、統計の存在する2000年以降で初めて100万円を超え100.6万円を記録したのだ。足下では、最大の輸出先だったロシアに対する経済制裁の影響で、やや値下がりしているようだが、この先も高止まりの可能性は高い。
こうした中、引く手あまたの人気車には新車以上の値札を下げているモデルも存在。そこで、人気車の代名詞と言える「トヨタ ランドクルーザー」および「メルセデス Gクラス」の中古車をチェックすると驚愕の実態が見えてきた。
まず新車納期4年程度のランクルは、そもそもタマ数が激少でわずか数台のみ。うち1台は「価格応談」なので、値札を確認できたのは3台のみ。その平均価格は驚きの1,667.4万円と出た。登録グレードの新車価格は730~800万円だから2倍以上の値上がりで、一部で転売防止のためディーラーに所有権を付けているとの報道も納得。ならば、型落ちで我慢しようと先代ランクル200の最終2021年式を探しても、こちらも800万円台後半という新車超え価格となっている。
Gクラスも“買えない”状況に
そういう状況ならランクル300と同じ値段で新車のGクラスが買えるだろうとメルセデス公式サイトを見ると、「在庫僅少につきご購入いただけない場合がございます」との案内が。こちらも短期間で新車を手にすることは難しいようだ。そして、約180台登録されている現行型の中古車平均価格は1,856万円。最近登場した最廉価グレード「G400d」の最安個体は1,897.0万円だから、以前公開されていた新車価格(1,289万円)に比べ47%の値上がりとなっている。
こうした状況を踏まえると、数年乗り回して売っても利益が出る可能性さえある。いまが異常なのか、それともこうした状況が今後も続くのかは不明だが、一部の中古車にいま異変が起こっているのは確かだ。
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みんなのコメント
まぁ表にでてないだけで裏取引はされてそうですが。