軽くてかさばるモノはルーフに収納
キャンプ用品は軽量・コンパクトになっているが、それでも例えば4人程度のファミリーでキャンプに行く場合、家族全員分の道具や着替えを揃えるとなかなかのボリュームとなる。そんなときに役立つのがルーフボックスだ。ルーフボックスの最大積載量は50kg程度。今回はその実力を紹介する。
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家族4人分のキャンプ道具の重量をご存じだろうか。おおよそ次の通りとなっている。
テント約10kg、タープ約8kg、テーブル約5kg、チェア約1.5kg×4脚(計約6kg)、ランタン大小あわせ約2kg
寝袋約1.5kg×4個(計約6kg)、インフレーターマット約1.5kg×4個(計約6kg)、テントインナーシート約2kg
バーナー約4kg、クッカー・食器など料理用ツールあわせて約10kg、クーラーボックス約5kg
焚き火台約2kg、ナタやトングなど焚き火用品約2kg
これだけでも、ざっと約86kg。ほかにも、食材や着替え、子どものおもちゃ、そしてキャンプスタイルによっては、シェルフやキッチンテーブル、コット、ランタンポール、焚き火ハンガー、ハンモックなどを追加することになる。クルマのサイズによっては、家族全員が乗車した上に、すべての荷物を収納するのは物理的に不可能なこともある。
でも、ご安心あれ。こういった場合は、最大積載量70kg以上の大容量ルーフボックスがあれば、クルマのラゲッジスペースと合わせることで、なんとか全ての道具を入れられるはずだ。
ルーフボックスに重たい荷物を積むのは不向き
ルーフボックスは目線よりも高い位置にあるため、あまり重くて大きな荷物をを積んだり下ろしたりするのは結構大変。では、どんなものを入れるといいのだろう。
基本的に、クーラーボックスやダッチオーブン、スチール製の焚き火ハンガーなど重量感のある道具はクルマのラゲッジへ。目安としては、おおむね7~8kg以上の道具はラゲッジに積む方が安全だ。反対に、軽いがかさばってスペースをとる荷物や、長尺物はルーフボックスへ入れたほうが車内がスッキリする。 そう考えると、ルーフボックスに載せるモノは、テーブル、チェア4脚、ランタン大小、寝袋4個、インフレーターマット4個、テントインナーシート、バーナー、そして、ランタンポールなどの長尺物。走行中に中の道具が移動しないよう、これらの隙間に着替えや小物類を詰めていくとちょうどよく収まる。
タープやテントは車内へ
タープもルーフボックスに載せられるサイズ・重量だが、撤収日が雨の場合は、ずぶ濡れのテントとタープはまとめておきたいもの。ファミリー用テントは約10kg。これが濡れるとさらに重くなる。ルーフボックスに持ち上げるにはかなり厳しい。
つまり、雨の日はラゲッジ、晴れている日はルーフボックスへと天候によって積み込む場所を変えるよりも、常時、タープはラゲッジに入れると決めておく方がスムーズに作業できる。濡れてしまったテントとタープは、ブルーシートなどにくるんでほかの荷物が濡れないようにしたい。
積み込みサイズをそろえておくと気持ちいい
ルーフボックスに積載する際は、なるべく収納袋の長さや幅がそろっているとピタッと埋めやすい。調理道具や焚き火関係の小物は、チェアやマットなどの収納袋と似たサイズ感のボックスや袋に小分けしておこう。
基本的に、こうした小物の収納袋や収納ボックスは用途別にまとめておくのが定石だが、ルーフボックスに載せる場合、万一、落として中身が飛び出すと非常に危険。刃物類は別途まとめてラゲッジに積む方が安心だ。
また、寝袋やブランケットは丸めて収納袋に入れると硬くしまって形を変えにくいが、広げれば形を変えやすい。ルーフボックスの底は案外デコボコしているので、こうした布類を広げて無駄をなくしてもいい。 また、フールボックスに荷物を入れる際は、目に付いたモノから積み込むのではなく、大きなモノを先に入れ、重いモノはできるだけ中央部に積むのが基本。それらを積んだ意あとに、端へ軽いモノを積載するとバランスよく積み込めるということも覚えておこう。
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