3代目の登場まで2代目の競争力を維持
実は、2代目アウディQ7の発売は2015年で、早いもので9年が経過しようとしている。英国市場の主要な現行モデルでは、最も古株の1台となっている。
【画像】10年目でも万能選手的 2代目 アウディSQ7 サイズが近い大型SUVと比較 全135枚
2026年には、まったく新しいQ7が登場する予定。恐らくこの大型SUVが、アウディ最後の内燃エンジンモデルになることだろう。
新しい3代目では、エンジンのラインナップが刷新され、プラットフォームは大幅に改良。スタイリングでは、次世代のデザイン言語が展開されるはず。インテリアデザインも一新され、2代目と共通するのは車名のみといって良いかもしれない。
それまでの間、7シーター上級SUVの競争力を維持するべく、2代目へアップデートが施された。ただし、その内容は控えめなもの。新世代のインパクトを、大きくしたいという意図はあるはず。
内容を確認していくと、定番といえるが、LEDヘッドライトとフロントグリルが新しくなった。全体的にスッキリ落ち着いた容姿が目指されたといえ、これが最もわかりやすい変化といえる。
ステアリングは、オプションのシステムで安定性を高めるべく調整を受けている。インフォテイメント・システムは、音楽ストリーミング・サービスのスポティファイに対応した。いずれも本来の実用性や洗練性に、大きく影響するものとはいえないだろう。
道徳性が欠けるように感じるほど速い507ps
Q7のボディサイズは、全長が5072mm、全幅が1970mm、全高が1734mmという巨体。自宅や職場の駐車場に入るかどうか、予め確認が必要といっていい。しかし改めて運転してみると、想像ほど扱いにくくは感じられず、走りに重苦しさはない。
運転席からの視界は良好で、操縦性に優れることが、その理由の1つ。もう1つは、登場から10年弱の間に、巨大なサイズへライバルも成長していることがあげられると思う。さほど広くない一般道でも、余り気を使わずに対向車とすれ違える。
今回試乗したのは、スポーティなSQ7。車高調整できるエアサスペンションが標準装備され、四輪駆動のクワトロ・システムと相乗し、素晴らしい安定性を生んでいる。操縦に対する反応は予想しやすく、強力なパワートレインのエネルギーを活用できる。
SQ7の大きなエンジンルームに鎮座するのは、4.0L V型8気筒ガソリンツインターボ。最高出力507ps、最大トルク78.3kg-mを繰り出し、道徳性が欠けるように感じるほど速い。巨大なSUVが故に、実際以上かもしれない。
AUTOCARの読者なら、数年前のSQ7にはV8ディーゼルツインターボが載っていたことを、ご記憶かもしれない。その91.6kg-mという怒涛のトルクが恋しくなることも事実だが、フル加速でキックダウンさせると、圧巻のV8サウンドを撒き散らしてくれる。
高級SUVに乗っている実感を強めるインテリア
SQ7なら、こんな動力性能や音響体験を、複数の大人と共有できる。今回は助手席と2列目に大人3名を同乗させたが、長距離ドライブで何度も堪能させてもらった。それでいて車内空間にはゆとりがあり、平時には包み込まれるような落ち着きへ浸れる。
ただし、3列目は子供向け。荷室は巨大で、793Lという大容量を誇る。
運転席ももちろん快適。SQ7の登場の古さを感じさせるのは、ちょっと旧式なインフォテイメント・システムくらいだろう。
メーターパネル側に1面と、ダッシュボード中央の上下に2面、合計3面のモニターが並ぶが、ソフトウエアは直感的とはいえず若干扱いにくい。画面へ触れても反応が悪く、反応しているとしてもタイムラグがある。
表示されるアイコンは小さめで、高速道路の走行中にエアコンの温度を変えるのは少し難しい。特に雨のような天気では。正確なアイコンを大きな画面から見つけ出し、狙いを定めて指を下ろす必要がある。とはいえ、慣れればこんな印象は薄れると思うが。
インテリアデザインは、整然としていて美しい。高級感があり、装備も充実しており、魅力的な高級SUVに乗っているという実感を強めてくれる。10年目でも、万能選手的なモデルだという事実に変わりはなさそうだ。
アウディSQ7 TFSI ブラックエディション(英国仕様)のスペック
英国価格:9万7985ポンド(約1881万円)
全長:5072mm
全幅:1970mm
全高:1734mm
最高速度:249km/h
0-100km/h加速:4.1秒
燃費:8.2km/L
CO2排出量:−
車両重量:2265kg
パワートレイン:V型8気筒3996cc ツインターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:507ps/5500rpm
最大トルク:86.9kg-m/2000-4000rpm
ギアボックス:8速オートマティック(四輪駆動)
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