■“14年ぶり復活”のトヨタ「レビン」まもなく「新型モデル」登場か!
中国市場で展開されているトヨタのスポーティセダン「カローラレビン(以下、レビン)」のマイナーチェンジ情報が、中国工業情報化部(工信部)のサイトを通じて明らかとなり、その内容が日本の自動車ファンの間で話題となっています。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタ新型「レビン」です!(30枚)
かつて1972年から7世代にわたり日本で愛され、特に4代目の“AE86”が伝説となった「レビン」。
その名は日本では2000年に途絶えましたが、中国では2014年に14年ぶりの復活を遂げ、現在も広汽トヨタによってカローラの兄弟車として販売されています。
そして今回話題となっているのが、新型レビンとカローラの兄弟モデルのデザイン刷新です。
カローラ側には、新型プリウスなどで採用され、現在のトヨタを象徴するアイコンとなった「ハンマーヘッド」型のフロントマスクを導入。そのアグレッシブなイメージが一新される見込みです。
一方、レビンは外観デザインの大きな変更は控えつつも、プラットフォームに手が加えられ、ホイールベースが50mm延長されたロングホイールベース版になると見られています。
このホイールベースの延長は、後席の居住空間を重視する中国市場のニーズに合わせたものであり、「50mmのロングホイールベースで室内が広くなるのは魅力的」といった実用性への注目がSNS上でも集まっています。
また、パワートレインの構成も合理化が図られる見込みで、従来の1.2リッターターボや1.5リッターガソリンといった選択肢は廃止となり、1.8リッターハイブリッドと2リッターガソリンエンジンに統一される模様です。
とくに、レビンGTに採用されていた2リッターエンジンが通常モデルのラインナップに移行することで、スポーティな走行性能を求める層への訴求力が高まると予想されます。
※ ※ ※
この中国市場向け新型レビン/カローラに対して、日本のファンからは「洗練された印象になったね~」「カッコイイじゃん」「ちゃんとレビン感ある!」といった、デザインへの好意的な声が多数寄せられています。
また同時に、ロングホイールベース化されたレビンのパッケージングに対しては、「日本でもこのサイズとデザインで売って欲しいなぁ」といった、国内展開を熱望する声が見られました。
現行の中国仕様レビンは日本仕様のカローラとはボディサイズやプラットフォームの基本設計が異なっており、このモデルがそのまま日本市場に導入される可能性は低いでしょう。
とはいえ、“ハンマーヘッド”モチーフの導入やパワートレインの電動化は、今後の日本仕様カローラの改良にも何らかの影響を及ぼす可能性は否定できません。
中国で先行するレビンの動向は、日本市場における次期カローラ像を占う上で、引き続き注目に値するでしょう。(くるまのニュース編集部)
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