EQAやEQCなどのEVを日本市場に導入しているメルセデス・ベンツ。ドイツ本国では、セダンのEQSやEQE、ミニバンのEQVなど、EVラインアップを急拡大している。そのメルセデス・ベンツが次世代のEVコンセプトカーのヴィジョンEQXXを発表した。
ヴィジョンEQXXのハイライトは、航続距離にある。1回の充電で、最大1000km走行できる。EQAの航続距離はWLTCサイクルで422kmだから、ヴィジョンEQXXは2倍以上になる。これなら、EVの最大の欠点(航続距離が短い)は、一気に解消される。
「最新モデル試乗」次はEVと考えている人に最適。メルセデスEQA250の完成度
ヴィジョンEQXXの航続1000kmを可能にしているテクノロジーのひとつが、高効率のEVパワートレーン。モーターの最高出力は204psで、EQAの最高出力190psと大きな違いはない。ヴィジョンEQXXに搭載する新開発のバッテリーは、エネルギー密度が約400Wh/リッターと効率に優れる。そのうえこのバッテリーは、蓄電容量が100kWhと、EQAの65.5kWhよりも大容量化されている
ヴィジョンEQXXのルーフには、合計117個の太陽電池を積む。ソーラーパネルから得た電力でバッテリーを充電する技術が、航続距離を最大25km延ばす。
高速走行時の燃費に大きな影響を与えるエアロダイナミクス性能の向上にも抜かりはない。フロントバンパーには、エアカーテンとエアブリーザーを装着した。4ドアクーペのボディのフォルムは、水滴のように後方に向かって流れる。リアのディフューザーは格納式で、空気抵抗が増したときに自動的に出現する。
足元には、ブリヂストンと共同開発した20インチタイヤを装着。空力性能を高めるサイドウォールを採用している。軽量な鍛造マグネシウム製ホイールには、半透明のダブルスポークデザインのカバーが付く。これらの特徴により、エアロダイナミクス性能を示す空気抵抗係数(Cd値)は0.17と驚異的な水準に到達した。フロントマスクはヘッドライトのデザインなどが、将来のメルセデス・ベンツの市販車に反映される。
室内はシンプルなデザインでまとめた。キノコやビーガンシルクなど、持続可能な素材を採用し、本革など動物由来の素材を廃した。ダッシュボードの全面に、47.5インチの大型ディスプレイを配置した。8K(7680×660ピクセル)の解像度を誇る薄型の軽量LEDディスプレイが、未来的な雰囲気を漂わせる。
ヴィジョンEQXXのテクノロジーの多くは、将来の市販車への搭載が見込まれる。航続1000kmの夢のEV登場に期待したい。
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みんなのコメント
ますます重くなる電池を運ぶために、ますます大きな電池が必要になるという、完全なるブラック・ジョーク。
ドイツ勢、特にベンツEVの展開やコンセプトはもはや唖然のお笑いレベル。
市販EVやコンセプト車のデザインの酷さを差し置いても、完全EV化を決めてしまったベンツの近未来はジ・エンドでしょう。
インフラ整備しない限りEVは普及しない。
しばらくはハイブリッドだろう。