この記事をまとめると
■ツートーンが印象的だったクルマを紹介
じつは塗料は基本同じ! 高級車のボディカラーが色褪せない理由とは
■純正色がド派手すぎてそのままドラマにも使用された
■レース中に自車をわかりやすくするために塗り分けを導入した例もある
ツートーンが映えまくったクルマを振り返る
最近では一般的となってきたツートーンカラーのボディ色。今では軽自動車やコンパクトカーといった車種にも採用されているが、過去には高級車に採用されることが多いボディカラーであり、クラウンやセドリック/グロリアと言ったハイオーナーカーに採用されるケースが多かった。
そんなツートーンカラーに憧れを持ったことがある人も多いと思うが、今回はツートーンカラーが印象的だったモデルをピックアップしてご紹介しよう。
トヨタ・カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86型)
ツートーンカラーの人気車種といえば外すことができないのが、AE86型のカローラレビン&スプリンタートレノであることは異論ないところだろう。
特に頭文字Dの主人公、藤原拓海の愛車として知られる通称”パンダトレノ”は「ハイテックツートーン」と名付けられた純正色で、このほか赤と黒の「ハイフラッシュツートーン」や、黒と銀の「ハイソニックトーニング」というツートーンカラーが用意されていた。
ちなみにこのツートーンカラーは最上級の「GT-APEX」に標準設定されたもので、のちに一部の他グレードでもオプション選択が可能になったというものだ。
純正なのにドラマでそのまま使えるほどド派手だった
日産 フェアレディZ(S130型)
まもなく登場が予定されている新型にもツートーンカラーが用意されているが、やはりフェアレディZのツートーンカラーとして印象的だったのは、2代目モデルのS130型に用意されていた「マンハッタンカラー」ではないだろうか。
このマンハッタンカラーとは、ボンネットとフロントフェンダー、そしてドアの上部にかけて塗り分けのラインが入るという特徴的なもので、塗り分けの境目にはピンストライプも入るという手の込んだもの。
S130Zのツートーンカラーというと西部警察オリジナルのスーパーZのツートーンも有名なところだが、こちらは純正で用意されていたという点によりインパクトが強いと言えるだろう。
ミニ(オリジナル)
最近のツートーンカラーといえば、ルーフのカラーを異なるものにするというのが主流となっているが、その元祖とも言えるのが、長い歴史を誇るオリジナルのミニだ。
1959年のデビュー当初はモノトーンカラーとなっていたミニだが、ハイパフォーマンス版の「ミニクーパー」が登場し、モータースポーツに参戦する際に自車をより判別しやすくするためにルーフをホワイトに塗ったのが始まりとされている。
ちなみにミニの特徴的なボンネットのストライプも、ミニクーパーの生みの親であるジョン・クーパー氏が走らせていたレーシングカーに同様の識別のためのストライプを入れていたことが由来となっているのだ。
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