ポルシェは2020年3月20日に、2019会計年度で販売台数、売上高、営業利益の新記録を打ち立てたことを発表した。多くの自動車メーカーが苦しむ中で、驚異的な業績だったのだ。だが、2020年度は予想もしなかった新型コロナウイルスの影響で、工場は停止し、ポルシェの主力市場である中国、アメリカの経済状況の大きな落ち込みが不可避となってしまった。
業績の凄さ
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ポルシェの2019年度のグローバル販売台数は、前年比10%増の28万800台、売上高は11%増加して285億ユーロ(3兆4450億円)、営業利益(特別損益前)は3%増の44億ユーロ(5324億円)に達した。例えばフェラーリだとグローバルでの年間販売台数は1万台前後だから、ポルシェの28万台の凄さは実感できる。
さらに、営業利益率(特別損益前)はなんと15.4%という高いレベル。自動車メーカーの利益率は7%前後を目標にするケースが多く、日本のメーカーでは4%台や5%台の企業もある。もっとも業績がいいとされるスバルが14%程度でもあるのだ。それを大衆量販車ではなく超高級なスポーツカーメーカーであるポルシェが達成するのだから、勝ち誇りたくもなるだろう。
好調な理由
ポルシェは2019年に初のフル電動スポーツカーであるタイカンを発売。そして従来からのガソリン車、高性能プラグインハイブリッドという車種構成により、販売台数を伸ばすことができた。また、好業績の背景には、カイエンとマカンのSUVレンジの販売台数が、特にヨーロッパで15%増と大幅に増加し、さらに中国で8%増、アメリカで8%増を記録している。
オリバー・ブルーメCEOは、「私達の主な目標は、価値を生み出す成長です。過去5年間で業績を60%以上伸ばしました。これによって経済的、環境保護、および社会的な分野において企業責任を十分に果たすための前提条件を整えることができました」と語っている。
さらなる投資と進化
ルッツ・メシュケ最高財務責任者は、「売上高と営業利益(特別損益前)について新記録を達成しました。営業利益の増加は、特に販売台数の大幅な増加と、他の事業分野や他部門の積極的な進展によるものですが、同時に当社の成長による固定費の増加、電動化とデジタル化への多額の投資、および為替の影響は、業績にマイナスの影響を与えました。それでも15.4%の営業利益率と21.2%の投資利益率によって戦略的目標を上回ることができました」と語っている。
ただしディーゼル・モデルに対するリコールや罰金が第2四半期の特別損失として5億ユーロ(605億円)が計上され、特別損失後の営業利益は38億6000万ユーロ(4668億円)、特別損失込の営業利益率は13.5%となっている。
ポルシェは2024年までにハイブリッド化、電動化、デジタル化に約100億ユーロ(1兆2090億円)を投資し、E-モビリティ分野をさらに強化する。そして新たに、タイカン初の派生モデルとなるタイカン・クロスツーリスモを発売。
ミドルサイズSUVの新世代マカンもEV化され、ポルシェにとって2番目のバッテリーによる電気駆動モデルとなる。ポルシェは2025年までに、販売台数の半分を電気駆動モデルとプラグインハイブリッド・モデルとする計画だ。
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みんなのコメント
ただ、ポルシェやフェラーリはブランドのロイヤリティ収入とかもあるので、単純に販売台数で割って算出できるものではないです。