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「S660にも本物の空力性能を!」実力派ショップ同士がタッグを組んで開発した必殺パーツ

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「S660にも本物の空力性能を!」実力派ショップ同士がタッグを組んで開発した必殺パーツ

S660の弱点である水温問題にも効果を発揮

スポーツカーとしての魅力を引き上げるフラットフロア化アイテム!

「輝きを増す初代ロードスターをイジる!」令和に相応しい人馬一体感を徹底追求

デビューから5年が経過し、多種多様のカスタマイズパーツがラインナップされているS660。

チューニングも自由自在になりつつあるが、大阪のテイクオフはそうした現状を見据え、兵庫のパワーハウスDTMと共同で本格的な下面の空力パーツ開発に着手。そこで誕生したのが最新作のリヤアンダーディフューザーだ。

「S660は水温が87度前後になると、セーフティモードに入り、パワーダウンしてしまう問題があります。ラジエターやインタークーラーの交換で対処してきましたが、このディフューザーを装着することで整流効果を高めて積極的にエンジンルームへ空気を取り入れ、冷却性能を高める狙いもあります」とテイクワンの米田さん。

まずは、デモカーのスペックを見ていこう。エアクリーナーがスーパー元気くん、ブルーオフバルブがプッシュンRSSとテイクオフのパーツにはユニークなネーミングのパーツが多い。もちろん、ふざけているようでいて性能面も抜かりなし。

出力アップの軸となるオリジナルのC.R.Fスポーツタービン(TD02)は、純正比で風量20%アップ。ブースト1.2キロをかければ80ps/13.6kgmまでパワーを高めることができるが、取材時は夏対策として1.0キロまで落とした状態だった。

足回りは、オリジナルのC.R.Fアジャスタブルダンパーでセットアップ。これはフルタップ式の車高調(前後減衰力15段調整)で、スプリングレートはF4kg/mm、R6kg/mmが基準値だ。ストリート用として開発された逸品だが、サーキット走行にも十分対応できるスペックを持つ。

インテリアは助手席前のマルチドリンクホルダーにDefiのタコメーター、オリジナルのフロアマット程度。オリジナルのスタイルを崩していないがルックスはスポーティだ。

エクステリアは個性的だ。フロントは、カナード風のチビスポイラーにカーボン製のフェンダーモール、スモークのヘッドライトカバーで顔付きを引き締める。

タイヤ&ホイールはS660専用サイズのボルクレーシングTE37KCR(F15×5.5J+44 R16×6.5J+46)に、アドバンネオバAD08R(F165/55-15 R195/45-16)の組み合わせ。

リヤウイングはR35GT-R純正をモチーフにしたテイクオフのオリジナル。ハイダウンフォースを求めるユーザーに向けて、専用のエクステンション(ゲタ)も用意されている。

そして、リヤアンダーには新作のディフューザーを設置。センターパネル後部からエンジン下をスッポリ覆うレーシング仕様で、下面の整流効果とエンジンの冷却性向上を狙う。製品はFRPとウエットカーボンの2種類が設定され、エンド部が跳ね上がったデザインはドレスアップアイテムとしても魅力的だ。

なお、セントラルサーキットで実走チェック(ドライバー:井入宏之選手)を行なった結果、外気温が29度を超える中でも水温は安定。事前テストでは、水温が最大3~4度下がる結果を出しているというディフューザーの性能は本物で、セーフティモードに入ることなくラップを続けた。

また、空力面に関しては「ディフューザーの有無で確かにダウンフォース量が変わっているね。ただ、もっと効くようにできると思う。下回りの空力は、車高やディフューザーの角度で大きく変わる。そのあたりのバランスを探りたいね」と井入選手は評価している。

価格はカーボン製が12万円、FRP製が6万5000円。ディフューザーと組み合わせることでさらなる冷却効率アップに貢献するフロアダクトは、カーボン製が2万円、FRP製が1万円となる。

スポーツ走行を好むユーザーのみならず、リヤビューにアクセントを加えたいと考えているS660乗りにも最適なエアロパーツだ。

●問い合わせ:テイクオフ TEL:06-6939-0547/パワーハウスD.T.M TEL:0798-65-0200

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