いまや大人気となった原付二種/125ccクラスですけど、その中でも突出してエッジが効いているのがスズキのGSX-R125。これもう『原付二種』って呼ぶのもどうかと思うくらいなのですが……
カッコいいんだけど、第一印象は……
※本記事の車両は2018年モデルです
「ファミリーバイク特約」と「バイク保険」どっちがお得? 賢い使い分け方
スズキの「GSX-R125」ですが、ボクはこのバイクを2018年の発売当初に見たときに「カッコいいな、これ」って思いました。
機能美というか……純粋にフルカウルスポーツとして美しいんです。一度、実車を見て欲しい。本気で。
その前置きがあるうえでぶっちゃけますが……ボクは最初にGSX-R125のプライスタグを見てちょっとだけ引いたんですよ。
GSX-R125の2020年モデルは3色を展開
39万3800円って!?
だって最近モデルチェンジしたばかりの150ccの新型ジクサーだって35万2000円ですよ?
ジクサーより排気量が少ないのに値段が高いってどういうこと!?
普通は排気量が大きいほうが偉いってモンでしょ?
ジクサーの満足度が高すぎた?
このバイクが登場した2018年は、ジクサーも旧型でした。
でも、それがもう本当に良く出来ているバイクだったんです。 150ccとは思えないほどデカくてカッコいいし、走らせるとすごく楽しい。
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この素晴らしいジクサーがあるというのに、いくらフルカウルとはいえGSX-R125って必要か? なんて当時のボクは思った訳でございます。
でも「GSX-S125」でちょっと理解
ところが先行発売されていたGSX-S125のおかげで、変な誤解は無くなりました。
確かに高性能。だから「S」は36万800円でもジクサーより高価な価値はあるな、と思っています。
GSX-S125の記事はこちら
しかしっ
フルカウルになった途端、GSX-R125は「S」から、さらに3万3000円もアップだとっ!?
そりゃカウルぶんのコストが掛かるのはわかるんですけど……
いわゆる、マニアのバイクか?
うん、でもやっぱりカッコいい。街乗りでも目立ちますよ!
って……いや、そうじゃない(笑)
GSX-R125はいわゆる『レースファン向けのバイク』ってことなんですかね? それともMotoGPのGSX-RRみたいでカッコいいから、そのぶん高価、ってこと?
ダメですよ、我々バイク乗りは厳しくバイクを見るんです。それじゃ納得できません!
しかも『GSX-R125』の乗車姿勢が……
そして実車に触れてみるとさらに驚愕です。
腕をリラックスさせて跨ると……おおおおお……けっこうな前傾姿勢。
ちょっとびっくり、ここまでガチでいきますか……
そして異様なまでにスリムです。
重量が134kgと軽くてシート高785mmですから、万が一にも取り扱いに困ることはありませんけどね。
身長176cmのボクじゃなくても足着きはベッタベタでいけるでしょう。
でも、間違っても「街乗りが快適」なんてボクは言いませんよ!
身長176cmで先の写真みたいな前傾姿勢なら、もっと小柄な人はさらに前傾っていうことでしょ?
これ、けっこうハードな乗車姿勢です。もちろん大排気量のスーパースポーツほどじゃないですけどね。
(下に続きます)
え? これ本気で速くない?
ということで実走タイム。こういうのって乗ってみるのが一番理解が速いですから。
なので、ちゃんと走ってみるために峠道まで持っていきました。
この時はまだ道路脇に雪が残っているくらい路面温度も冷え冷えでしたが……
ウソだろ速えええっっっ!
いや本当に!「まぁ125にしては速いよなー」とかいう平和な話じゃなくって、きちんと速い。なにが速いって、コーナーが速い。特にアプローチが鋭いんです。
スパッっと車体がバンクする!?
ABSが標準装備なのでタイヤが温まらない環境でもブレーキングへの安心感はありました。
でも、それよりもライディングポジションでこんなに走りが変わるのか? ってことを伝えたいです。
GSX-S125よりも確実にフロントタイヤの安心感が高い。だから冷えた路面で「ここから先は危ないからダメよ」っていうのが分かりやすいんです。
これは優秀なスポーツバイクに欠かせない資質だと思っているんですけど、GSX-R125にはそれがある!
(下に続きます)
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さらにブレーキとサスペンションのバランス感が素晴らしいのです。
ブレーキレバーを離した瞬間もスッとリリースされて姿勢が乱れない。
サスペンションもしなやか、っていうか『動きが高級』な感じ。
これはなかなか……きちんとスポーツバイクしてる!?
GSX-S125よりも、さらに強くそう感じます。
でもそこには、やっぱり『R』ならではの理由があるんです。
後編▶▶▶『R』だからこそ!の発見がありました
NEXT▶▶▶後編はこちら!
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