現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型ニオET5 航続距離1000km以上の小型EVセダン発表 バッテリーは「交換」可能

ここから本文です

新型ニオET5 航続距離1000km以上の小型EVセダン発表 バッテリーは「交換」可能

掲載 10
新型ニオET5 航続距離1000km以上の小型EVセダン発表 バッテリーは「交換」可能

中国発のEVセダン 航続距離は1000km超?

中国のEVメーカー、ニオ(Nio)の新型ET5は、テスラ・モデル3を真正面から狙ったコンパクトセダンである。毎年開催されるイベント「Nio Day」で発表されたET5は、既存のEC5、ES6、ES8、そして近日発売予定の高級セダンET7に続く、同社5番目の市販モデルとなっている。

<span>【画像】新型ニオET5【ライバルのEVセダンと写真で比較】 全117枚</span>

中国での価格は3万8935ポンド(約585万円)相当で、デュアルモーターのテスラ・モデル3パフォーマンスよりもわずかに安い価格設定となっている。中国での納車は2022年9月に開始され、欧州での納車は2023年春に予定されている。

ET7と同じテクノロジー・プラットフォーム2.0をベースにしたET5は、フロントに204psの非同期モーター、リアに286psのモーターを搭載し、合計出力493ps、最大トルク71kg-mを発揮。0-100km/h加速は4.3秒だが、最高速度はまだ公表されていない。

バッテリーサイズは3種類用意され、75kWhの「スタンダードレンジ」は航続距離550km、100kWhの「ロングレンジ」は700km、150kWhの「ウルトラロングレンジ」は1000km以上を誇る。

しかし、この数値は中国のCLTCサイクルに準拠しており、WLTPサイクルでは全く異なる結果が出ると思われる。

ミニマムなデザイン 半自動運転機能も

全長4700mmで、リフトバック風のたくましいシルエットは上級セダンのET7によく似ている。リアのデザインはEP9にインスパイアされたもので、ワイドかつシャープなフォルムは「スポーツ志向」を表しているという。

さらに、空力効率を高めるためにダックテールスポイラー、フラッシュ式ドアハンドル、フレームレスウィンドウ、フロントエアインテークなどを採用し、長大な航続距離実現の鍵としている。

ミニマルなキャビンもET7をモデルにしたものだ。ダッシュボードにはほとんど機能を持たせず、縦長のインフォテインメント・タッチスクリーンやデジタルメーター、パノラミックルーフもET7と同様。ほかにも、ドルビーアトモス・サウンドシステムを標準装備し、その音響効果を高めるとされるサスティナブルな「クリーン+」の内装材や、「見えない」エアベント、256色のアンビエントライトなどがインテリアの特徴として挙げられる。

また、ET5には「業界初」の車載エンターテインメント機能が搭載されるという。ニオは、テクノロジー企業NREALと協力して、装着者の前方6mに201インチの仮想スクリーンを投影できる特注のAR(拡張現実)メガネを開発している。

さらに、発売当初から半自動運転機能を搭載し、「高速道路、市街地、駐車、バッテリー交換などのシーンで、安全で安心できる自動運転体験を徐々に実現する」予定とのこと。この機能は月額約81ポンド(1万2000円)で利用できる。

バッテリー交換システムで充電時間を短縮

バッテリー交換はニオのビジネスモデルの特徴であり、参加することで車両価格から約8000ポンド(約120万円)相当が引き下げられる。バッテリー交換は、専用施設で3分程度で行うことができ、市販の急速充電器よりもはるかに早い電力補給が可能だ。

ニオは、2022年末までに中国全土で1300か所以上のバッテリー交換ステーションを稼働させることを見込んでいる。また、最近ではエネルギー企業のシェルと提携し、バッテリー交換インフラを欧州に拡大するなど、中国以外の市場もターゲットに見据えている。

ニオはすでにノルウェーで自動車販売を開始しており、2022年にはドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークに展開する予定。ET5の発表会で、社長のウィリアム・リーは、2025年までに25か国以上でニオが存在感を示すと述べた。

こんな記事も読まれています

2択アンケート「近距離の足として使うなら、原付? 電動アシスト自転車?」【クルマら部 車論調査】
2択アンケート「近距離の足として使うなら、原付? 電動アシスト自転車?」【クルマら部 車論調査】
レスポンス
改良型CX-60の魅力まとめ
改良型CX-60の魅力まとめ
グーネット
国内最高峰 トヨタ「センチュリー」の新車価格は2000万円超え! 買うために必要な年収とは? 厳しいといわれる“購入の条件”とは
国内最高峰 トヨタ「センチュリー」の新車価格は2000万円超え! 買うために必要な年収とは? 厳しいといわれる“購入の条件”とは
VAGUE
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
くるまのニュース
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
レスポンス
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
日刊自動車新聞
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
motorsport.com 日本版
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
AutoBild Japan
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
くるまのニュース
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
レスポンス
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
グーネット
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
VAGUE
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
くるまのニュース
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
バイクのニュース
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
グーネット
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
カー・アンド・ドライバー
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
AUTOSPORT web

みんなのコメント

10件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531.3725.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

285.5550.5万円

中古車を検索
モデル3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

531.3725.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

285.5550.5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村