12月3日から開催されているF1第21戦サウジアラビアGP。初開催となるサウジアラビアGPは、新設のジェッダ市街地サーキットを舞台に行なわれているが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はコース特性と相まってトラフィックが危険なモノになっていると語る。
ジェッダ市街地サーキットは平均速度が高く、ブラインドコーナーが連続するレイアウトで設計されている。そのため全開走行を行なっているドライバーは、他のクルマの視認が難しくなってしまう。
■「これまで以上にリラックスしている」ハミルトン、僅差のタイトル争いにも余裕たっぷり?
コース上でクリアラップをとるタイミングを待つクルマと、アタックを行なっているクルマとでは大きな速度差があり、ちょっとした見過ごしが大きなクラッシュへ繋がる可能性があるのだ。
ハミルトンは初日の走行を終えたあと、何度もコース上でトラフィックに巻き込まれたこともあり、理想的な状況とは言えないと語っている。
「間違いなく僕らがレースをしてきた他の多くの場所より(状況は)悪い。言ってみればモナコだ」
「他のクルマとの接近スピードは、ちょっと危険な領域になってきているのは間違いないよ」
こうした危険性については、ハミルトン以外にもマクラーレンのランド・ノリスも指摘している。ノリスはウォールに囲まれて周囲を把握しづらい状況では、ドライバー自身がトラフィックをどうにかすることができないため、予選では状況が“カオス“になり得ると語っている。
「トラフィックは本当に難しくなるだろう。皆が全開で走っているからね」と、ノリスは言う。
「誰かが何か悪さをしているというわけじゃないんだ。これは単にひとつ先のコーナーが見えないということが原因だ」
「もちろん、エンジニアはこの点に関して情報を送ろうとしてくれている。あそこには5台マシンが詰まっている、なんていう風にね。でも追い越しをされて先に行かれようものなら、最終コーナーで8台を待たないといけない、なんてことにもなる」
「カオスな状況になるかもしれない。まあそれも普段のことだけど、ここでは他の場所よりもさらに良くないモノになるだろう。でもそれもここでのレースの一部だ。何ができるか、様子を見てみよう」
なおハミルトンはトラフィックへの懸念はありつつも、コース自体については非常に高評価を与えている。コース自体についての考えを訊かれると、ハミルトンは次のように答えた。
「高速で、信じられないほどの速さだ。そしてグリップもとても良い。凄く良いよ。一度リズムを掴めば、最高に楽しいトラックだ」
ノリスはそうしたハイスピードコースという性質から、モナコよりも遥かに高い集中を保つことが必要だと話している。
「かなりトリッキーなサーキットだ。超高速なことからも凄く集中する必要があるね」
「モナコのようなストリートサーキットでは集中が必要だけど、一部はかなり遅いから、リラックスもできる。ウォールの位置やいろいろなことを判断するのも少し楽になるんだ」
「でもここでは、全域にわたって高速になっている。だからウォールとの距離の判断をするのもより難しくなる」
「特にレースでも難しくなってくるだろうね。でも楽しいコースだよ。特に第1セクターだ。バリアとセクション全体の流れが、凄く面白いんだ」
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