現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ☆&OPEL☆【&OPEL Square】磨き続けられるエアロダイナミクスとユーザビリティー

ここから本文です

☆&OPEL☆【&OPEL Square】磨き続けられるエアロダイナミクスとユーザビリティー

掲載 更新 1
☆&OPEL☆【&OPEL Square】磨き続けられるエアロダイナミクスとユーザビリティー

世界戦略車構想を軸としたモデル展開を図ってきたオペル。80~90年代は『CORSA』『KADETT』『VECTRA』『OMEGA』『SENATOR』とその進化版がブランドを支えてきた。

ラインアップの拡充や品質の向上に注力しながら順調にその足場を固めていったOPEL。ゼネラルモーターズの元を離れ、ステランティスの一員として、新たな飛躍を目指し、未来へと歩み出している。

ついに上陸!燃費効率とスピード、敏捷性を追求したマセラティのSUV「レヴァンテ ハイブリッド」

挑戦なくして飛躍なし広がる活躍の舞台

 創業以来のオペルのテーマと言えるのは、常に良質なベーシックカーを提供するということ。1980年代はその命題を具体化した『CORSA』のデビューで幕を開けた。『KADETT』の下に位置するこのコンパクトモデルは、引き続き当時のゼネラルモーターズが提唱していた世界戦略車構想の〝Sカー〟に当たる。グローバル・ベーシック・スタンダードを目指した『CORSA』は、実用コンパクトの公式とも言えるFWDハッチバックのスタイルで、スペースを最大限に活用し、エントリーユーザーの獲得に貢献した。

 その上のクラスでもワールドワイドを意識したクルマ造りが続けられ〝Jカー〟と呼ばれる第3世代の『ASCONA』が登場したのは83年のことだ。この頃の技術的ハイライトといえば、やはり空力デザインの進化だろう。実際、どのセグメントにおいてもオペルによるボディーワークはトップクラスの空気抵抗係数を叩き出していた。そして90年代に向けてまた新たなステップを踏むように、一部のモデルはそのネーミングを刷新しながらラインアップを構築していった。そこに加わったのが『MANTA』以来のスペシャルティークーペである『CALIBRA』だ。流麗なボディーは当時、世界で最も優れた空力性能を得ていた。加えてドイツツーリングカー選手権での大活躍もあってその名前が歴史に刻まれている。また一方でコンパクトクラスにクーペの要素を持ち込んだ『TIGRA』も注目の的であった。80年代中期から90年代は、先に述べた空力デザインのほかにもECOTECエンジンの採用やボディーパネルをはじめとするパーツのリサイクル率アップ、水溶性ペイントの採用など、環境に配慮したソリューションが数多く盛り込まれたのが特徴だ。

 そんな充実の一途をたどっていくオペルのラインアップをさらに強固にしたのが『ZAFIRA』だ。7人乗りのコンパクトミニバンはユーザーの声に応えるべく多彩なシートアレンジを提供。使い勝手のよいこのシステムは、後々の歴代モデルにも受け継がれていく。

 また『ZAFIRA』をベースとした燃料電池車の展開も見逃せない。『GT』の時代からすでにEV開発に力を注いでいたオペルは、電動車の可能性を広げることも忘れず、2010年には『AMPERA』をリリース。その意志は最新の『CORSA-E』に受け継がれた。

 かように、いつの時代もその時々の流れを読み、着実なステップを踏みながら成長を遂げてきたのがオペルというブランドだ。

 その歴史はバランス感覚に優れた技術開発とモデル展開に支えられてきたのである。

『VECTRA』をベースに仕立てられたスペシャルティークーペ『CALIBRA』は、当時世界最良の空気抵抗係数を達成。OPELのエアロダイナミクスの集大成ともいうべきモデルだ。

市販車の開発とともに続けられる未来に向けた提案

交換可能なドライブユニットを備えたシティーコミューターコンセプトの『TWIN』や燃料電池車『HYDROGEN』、ディーゼル搭載の実験モデル『ECO SPEEDSTER』、EV『AMPERA』など様々なソリューションの提案も怠らない。

何よりも実を取る製品開発で、見よがしなデザイン的主張は避けてきたOPEL。しかし、巻頭パートでも紹介しているように、ここへ来てのフロントデザインは〝バイザーフェイス〟の採用で新たなフェーズに入った。

取材・文/桐畑恒治

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス

みんなのコメント

1件
  • そして今日も、空手形に終わったムックの制作費を回収するための記事の切り売りは続く。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.0350.0万円

中古車を検索
テーマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村