ハイブリッド車とEVを導入予定
フランスのシトロエンは、実質的なフラッグシップモデルとなる「C5エアクロス」の第2世代を2025年に発表する予定だ。新型では初めてEVを導入する。
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シトロエンは今後、欧州の主要セグメントに注力する方針だ。そのため、売れ行きの鈍いC5 Xの後継は出ないが、より人気の高いC5エアクロスは販売を継続する。
C5エアクロスは2017年に発表され、現在はガソリン車とハイブリッド車が用意されている。第2世代では、プジョーe-3008やオペル・グランドランドと共通の「STLAミディアム」プラットフォームに切り替えられ、さらなる電動化に対応する。
シトロエンのブランドCEOであるティエリー・コスカス氏は、新プラットフォームによってC5エアクロスに初めてEVが導入されることを認めた。
STLAミディアムは前輪駆動ベースのプラットフォームだ。プジョーe-3008のシングルモーター仕様では最高出力210psを発生するが、合計出力320psのツインモーター仕様も用意されている。
このプラットフォームには73kWhまたは98kWhの駆動用バッテリーを搭載可能で、後者の場合、e-3008の航続距離は最長700kmとなる。
STLAミディアム・プラットフォームはEVに重点を置いて開発されたが、ハイブリッド車にも対応している。
コスカスCEOによると、C5エアクロスには標準のハイブリッドおよびPHEVも導入されるという。
「PHEVは、市場需要の一部に対する答えになり得ます。しかし、バッテリーは小さくないので少しコストがかかります。そのため、小型車に搭載するのは合理的ではありません」とコスカスCEOは言う。
新型C5エアクロスは、最近発表されたC3と同様に新しいデザイン言語を採用する見込みだ。シトロエンの新しいロゴとともに、ボクシーで表現力豊かなスタイリングに焦点を当てるだろう。
新型はまた、現行のC5 Xに代わってシトロエンのフラッグシップモデルに位置づけられる。C5 Xを廃止する理由について、コスカスCEOは「現在のフラッグシップですが、かなりマイナーな存在です。成功していないわけではありません。市場シェアはかなり良いのですが、このセグメント自体が非常に小さいのです」と語った。
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