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レッドブルは優位でも「もはや安全地帯にはいない」とフェラーリ代表。もう少しの改善で毎週末戦えるようになると期待

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レッドブルは優位でも「もはや安全地帯にはいない」とフェラーリ代表。もう少しの改善で毎週末戦えるようになると期待

 フェラーリF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、レッドブルは依然としてフェラーリやライバルのマクラーレンに対して優位に立っているが、現世界チャンピオンチームは昨年享受したような安全地帯にはもはやいないと述べている。

 2023年はレッドブルがシンガポールGPを除く全レースで勝利を収めるという圧倒的なシーズンだったが、2024年の最初の6ラウンドにおいては様相が異なっている。レッドブルは今シーズン、オーストラリアGPと先週末のマイアミGPで、フェラーリとマクラーレンを相手にすでに2度の敗北を喫している。

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 ファンにとって、この力関係の変化は特にエキサイティングであり、バスールは両チームがレッドブルをもっと頻繁に“苦しめる”用意ができていると考えている。

「ランド(・ノリス)とマクラーレンを祝福したい」とバスールは、マイアミでのノリスの勝利後に語った。

「ランドはそれに値すると思う、彼はこの2、3シーズン非常に優れていたし、フェラーリとも争っていた。私はマクラーレンには所属していないが、彼らは成功に値するので、とてもうれしく思っている」

「(マクラーレンのペースについては)驚きではなかった。金曜日に彼らはペースを発揮していたし、今週末はアップグレードを持ち込んでいた。過去数戦を振り返ると、彼らは常にトップ集団にいたし、中国ではペースがよかった。シーズンが終わるまでこの状態が続くだろう」

「しかし、おそらくマクラーレンと我々は、レッドブルをもう少し困らせることができると思う。そしてトラックポジションがより関わってくるだろう。なぜなら、コンマ1秒や2秒差だけだと、オーバーテイクは非常に難しいからだ。それはトラックポジションによって決まる」

 レッドブルに継続的に挑戦する可能性について問われると、バスールはレッドブルのペースの優位性が続いていることを認めたが、昨シーズンの容赦のない支配と比べると“形勢を変える”ような違いがあると見ている。この変化によってフェラーリとマクラーレンがレッドブルの弱点を突き、シーズンを通してより多くの優勝に挑戦できる可能性が開かれているとバスールは考えている。

「正直に言って、レッドブルはまだリードしていると思う。セーフティカーの展開がなかったら、マックスは勝てたかもしれない」とバスールは述べた。

「これについては結論を出したくないが、彼はポールポジションを獲得したし、彼らはまだ若干のアドバンテージを持っている」

「1年前と比べると、我々が優れた仕事をしてすべてをまとめることができれば、トップになれるというのは事実だ。つまり、我々は彼らに少しのプレッシャーをかけており、彼らは戦略をさらにアグレッシブにしなければならないということだ。彼らはもはや、昨年のような安全地帯にはいない。2周目以降はトップにいて、何が起きても問題がないような状態ではない。それはレース運営において画期的な出来事だと思う」

「これは我々にとってチャンスだと思う。我々がもう少しだけ前進すれば、毎週末彼らと戦える非常によいポジションにいられると考えているからだ」

 F1のコンストラクターズランキングでは、レッドブルがフェラーリに52ポイント差をつけてトップであり、マクラーレンは115ポイント差で3位となっている。

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