雪道や凍結した路面では、タイヤが空転してしまい車が進まなくなる「スタック」と呼ばれる現象が起きることがあります。もし、車がスタックしてしまったときは、どのように脱出すれば良いのでしょうか。今回は、雪道や凍結路面でスタックしたときの脱出方法を解説します。雪道や凍結路面に出くわしてしまったときのためにも覚えておきましょう。
スタックする原因とは?
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(出典:PhotoAC)
スタックとは、雪道、凍結路、砂道、ぬかるんだ道、脱輪、バンパーや車両下部の乗り上げなどにより、車が進まなくなり、立ち往生してしまうことです。このようにスタックと一言でいってもさまざまな原因があります。そのため、脱出方法もスタックの原因によって異なるのです。もし、車がスタックしてしまったときは、まずスタックの原因を冷静に判断するようにしましょう。
雪道や凍結路面でスタックしたときに脱出する5つの方法
ここからは、雪道や凍結路面でのスタックにフォーカスした脱出方法を5つ紹介します。ただし、ここで紹介しているのは、あくまでも一般的な方法です。脱出を試みても動けなかったときやどうしたら良いのかわからなくなってしまったときは、ロードサービスを呼ぶようにしてください。
■車をバックさせて迂回する
スタックするスポットの迂回は、スタックする場所が一部分だったときに使える脱出方法です。
ただし、この方法は後続車がいないときや後続車までの距離が十分にある場合に使える方法となります。そのため、スタックしてすぐにバックするのではなく、周囲の状況を確認してから後退するようにしてください。
■車を前後に動かす
車を小刻みに前進&後退させて周辺の雪を踏み固めると、スタックから脱出できる場合があります。この方法は、雪が踏み固められていない新雪に有効です。
また、凹凸のある場所でスタックした場合は前進と後退を繰り返すと、勢いがついて脱出できることがあります。ただし、勢いをつけて脱出するため、進んだ先でスリップや追突事故を起こさないよう注意してください。
■雪を取り除く
スコップなどを使って雪を取り除くと、スタックから脱出できます。また、雪の塊に乗り上げてしまいタイヤが路面から浮いてしまったときにも雪を取り除く方法は有効です。そのため、降雪する場所に向かうときは、雪を取り除くためのスコップを用意しておくとよいでしょう。
■タイヤの周りに砂を撒く
タイヤの周りに砂を撒くと、タイヤと路面の摩擦が一時的に復活するため、スタックから脱出しやすくなります。砂を撒くときは、タイヤと路面の接地面のすぐ近くに撒くようにしましょう。
また、雪国では滑りやすい箇所に砂箱が設置されていることが多いです。この砂箱はスタックしたときに使うために用意されているため、雪国でスタックしたときは砂箱を探してみると良いでしょう。
ただし、近くに砂箱が無い場合もあります。このようなときのためにも、雪国に向かうときは砂をペットボトルに詰めて荷室に載せておくとよいでしょう。
■毛布やフロアマットをタイヤの下に敷く
毛布やフロアマットなどの布をタイヤの下に敷くとスタックから脱出できる場合があります。これは駆動輪の下に毛布やフロアマットなどの布を敷いて動き出すという方法ですが、勢いよく動き出すと毛布がタイヤに絡まったり、フロアマットを蹴り飛ばしたりしてしまうため、慎重なアクセル操作が必要です。
スタックから脱出するときの注意点
(出典:PhotoAC)
雪道や凍結路面でスタックしたときは、タイヤと路面の摩擦を回復させることがポイントとなります。
スタックから脱出するときの注意点は、スタックしたことに焦ってしまいアクセルやブレーキを急いで踏んだり、いっぱいに踏み込んでしまったりしないようにすることです。
また、スタックから脱出するためにタイヤの下に砂や布などを敷いた場合は、撒き散らしたり蹴り飛ばしたりしないよう慎重なアクセル操作をして動き出すようにしましょう。
スタックしたときのためにも脱出方法は覚えておこう
雪道や凍結路面は、いつ、どこで出くわすかわかりません。
場所によっては、トンネルを抜けたら一面に銀世界が広がっていることがあったり、朝起きたら雪景色になっていたりすることがあります。このような突然の事態にも対処できるよう、今回紹介したスタックから抜け出すための方法は覚えておいて損はないでしょう。
また、雪が降る場所や凍結するおそれがある場所へ行くときは、スタックから脱出するためのグッズも用意して出かけることをおすすめします。
取材・文/齊藤優太
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みんなのコメント
ハンドルは切らずまっすぐに
ただ、鏡面のような氷だと、フロアマットが勢い良く後ろに飛んでくから注意。