Jaguar E-Type Series 1 3.8 FHC
ジャガー Eタイプ シリーズ1 3.8 FHC
納屋から発見された1964年製ジャガーEタイプ、英国のスペシャリストによりレストア完了
1979年から南イングランドで放置状態に
ジャガー Eタイプのレストアビジネスをリードするスペシャリスト集団、英国のEタイプUK(E-Type UK)は、納屋で発見された1964年製「ジャガー Eタイプ シリーズ1 3.8 FHC」のレストアを完了した。このEタイプは、イングランド南東部において、前のオーナーによって1979年以来放置された状態にあった。
外装色はオパールカラーのシルバーブルーに仕上げられ、インテリアはエクステリアにマッチするレッドのオックスフォードレザーがチョイスされた。このレストアをオーダーした現在のオーナーは、車両のオリジナルカラーを活かしながらより印象的な組み合わせを選んでいる。
想定以上に損傷を受けていたボディとシャシー
発見時、このEタイプは悪天候からボディを守る屋根のある納屋で保存されていたことから、腐敗やサビによる損傷はそれほどではないように見えた。しかし、サンドブラストにより3日間かけて塗装を剥がした結果、約40年間の放置によって引き起こされた損傷具合は非常に大きかったことが明らかになった。これは英国特有の湿気と、前のオーナーによる安価なメンテナンスや修理が原因だったという。
EタイプUKのレストアチームは、フロア、ボディ、ボディシル、多くの箇所でサビが進んでいたことを確認。腐敗が進み使用できないセクションを特定し、この箇所を交換した。疑わしい金属パーツはすべて取り外された結果、ボディ構造部の剛性レベルは新車として工場をラインオフした時よりも向上しているという。
溶接終了後は継ぎ目を埋める工程へと進み、EタイプUKの専門ボディワーク技術者により、シームレスな1960年代のボディラインを復元。オパールのように、見る角度によって色味が変わるシルバーブルーのオリジナルカラーを再現するため、ペイント工程は長い時間をかけて入念に行われた。塗料に含まれているシルバーの顔料のため塗装時にミスがでやすいが、チームのスペシャリストにより最終的に煌めくような輝きが実現している。
3.8リッターXK6ユニットはドライバビリティが向上
塗装後の再アセンブリは、独立懸架式リヤサスペンションがまず取り付けられた。続いてフロントサスペンションも取り付けられ、ブレーキキャリパーとブレーキパッドはより高性能な仕様に変更されている。
エンジンに関してはパフォーマンスアップに加えて、日常域の使いやすさを目的に変更が施された。オリジナルの3.8リッター直列6気筒XK6ユニットには、高性能リフトカム、バランスが向上した軽量クランク、新しいシールを装備。この結果、ドライバビリティと信頼性が向上した。
クイックなシフトフィールを実現する新しい5速マニュアルギヤボックス、新品のステンレス製スポーツエキゾースト、アルミニウム製ラジエーターも取り付けられている。その後、新たにトリミングされたオックスフォードレザーのインテリア、美しく磨き上げられたクロムパーツ、ヘッドライト&テール類など、最終的な仕上げが施された。
スペシャリスト集団のEタイプUKにとっても大きな挑戦に
EタイプUKの設立者であるマーカス・ホランドは、今回のレストアについて以下のようにコメントした。
「このようなレストア作業は、私たちにとっても大きな挑戦でした。今回、40年間も放置されていたことで、車両のあらゆる箇所にかなりのダメージを負っていました。しかし、お客様の夢のクルマを実現するために私たちのところにやってきたのです」
「それぞれのパーツやセクションにひとつひとつ分解し、パーツを変更したり、直したりすることで、オリジナルを超えるコンディションを実現できました。こうして、お客様が望むクルマをお届けできただけでなく、この英国の自動車史の重要な1台を走行状態に戻すことができました。今後も長年にわたって使い続けて頂けることを誇りに思います」
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みんなのコメント
ほんまに美しいって言葉がピッタリの車。
レストアとかオリジナルとかどうでもええわ
カッコいい