レクサス&トヨタのAVS対応車高調「Activeシリーズ」、 「DFSキャンセラー」で高級車もローダウン可能に
「東京オートサロン2018」が1月12日~14日に千葉県・幕張メッセで開催。 ドレスアップ&チューニングカーはもちろん、注目の新製品が集結した今回のショーでは、足まわり系パーツもかなりの充実ぶりだ。 中でも、レクサスやトヨタのハイグレード車に採用されている、電子制御式ダンパーに対応したモデルを「RS-R」ブランドでおなじみ「ティエムシー」が発売したというから注目だ。
【AVS対応の車高調Activeシリーズ】
まずは、レクサスの上位モデルやトヨタの「クラウン」、「マークX」などに採用されている電子制御サスペンション”AVS(Adaptive Variable Suspension system)”に対応した車高調「Activeシリーズ」。
“AVS”とは、車速やブレーキ操作、路面の凹凸などによる車両変化に応じて、最適な減衰力制御を行なう純正機能。高級車ならではの快適な乗り味などをシチュエーションに応じて最適化してくれるのだが、問題はローダウンだ。 このAVS機能を活かすには、従来はスプリングをダウンタイプに交換するしか方法がなく、ダンパーごと交換する車高調(車高調整式サスペンション)では対応ができなかった。
そこで「Activeシリーズ」。これは、純正AVSエクチュエーターを車高調のアッパー部にそのまま装着することを可能としたモデルで、純正の制御モード切り換えスイッチも使用可能というスグレモノなのだ。
ブースには、すでに発売中の「RS-R Basic☆i Active」(左)や「RS-R Best☆i Active」(右)を展示。
また、ローダウン量に特化した「RS-R Black☆i Active」もラインナップに追加された。
これらは、従来の各モデルの特徴はそのままに、AVS機能の対応を可能にしたもの。
自在なセットアップが可能な「RS-R Best☆i Active」やローダウン幅が広い「RS-R Black☆i Active」では、それぞれ36段階の減衰力ダイヤルをダンパーボトム側に設定(従来はアッパー部にセット)。AVS機能に加え、好みや乗り方に応じたさらなるセットアップを可能としている。
【電磁弁内蔵式ダンパー車やエアサス車用のDSFキャンセラー】
また、RS-Rのブースには、「DSFキャンセラー」を参考出品。
これは、「トヨタ・セルシオ」など純正エアサス車用(左)と、最近登場した電磁弁内蔵式サスペンション車用(右)を用意。いずれも、車高調への交換で純正サスペンションを外した際に出る警告灯をキャンセルするユニットで、警告灯がつくクルマは車検に通らなくなった法改正に対応したものだ。
特に、「レクサス・NX」や新型の「ホンダ・シビック」、アウディ車などに採用されている電磁弁内蔵タイプのサスペンションにはアクチュエーターがないため、前述の「Activeシリーズ」も未対応。それらのモデルに車高調を付ける際には、かなり重宝しそうなアイテムだ。
ちなみに、ブースにはそういったクルマに対応すべく開発中の、電磁弁内蔵タイプ車高調も展示(下)。こちらもかなりの注目を浴びていた。
電子制御式サスペンションの進化で、あきらめがちだったローダウンが可能なこれらアイテムの数々。今後も「RS-R」から目が離せない。
ティエムシーお客様相談室 TEL0120-826-644 http://www.rs-r.co.jp
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