レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、チームメイトであるセルジオ・ペレスの苦闘に共感しており、厳しい批判に直面しているペレスは「間抜けではない」と主張している。
2024年シーズンの早い時期に契約を延長したにもかかわらず、ペレスの立場はシーズンを通して疑問視されてきた。予選では全くフェルスタッペンに太刀打ちできず、レースでもミスを繰り返してきた。
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フェルスタッペンが何とかドライバーズチャンピオン4連覇を果たした一方で、ペレスが不振を極めた影響で、レッドブルはコンストラクターズタイトルを防衛するどころか、フェラーリにもおよばずランキング3位に終わった。これにより、レッドブルは約30億円もの賞金を失ったと見られている。
アブダビGPでシーズンを終了したあと、レッドブルはペレスの去就を含めて話し合いを行なうと認めている。この話し合いでペレスがレッドブルのシートを失い、RBの角田裕毅もしくはリアム・ローソンがそのシートに座ると見られている。しかしペレスは少なくともチームと契約を結んでいると強気な態度を崩していない。
フェルスタッペンは来季に向けて、新しいチームメイトを迎えることを期待しているかと聞かれ、次のように答えた。
「チーム次第だからわからないよ」
「チェコ(ペレス)とはいつもうまくやっていたし、正直言って素晴らしい男だよ。彼のようにナイスガイなチームメイトはめったにいない」
フェルスタッペンは今季のマシンRB20の問題点を指摘し、マシンに手を焼くペレスを何度も擁護してきた。実際夏休み明けには、フェルスタッペン自身もマシンにフラストレーションを抱えることになった。
フェルスタッペンは、ペレスが今季のマシンに苦しんできたと主張し、ペレスが置かれた立場に「同情する」と付け加えた。
「僕は毎週末、平日も彼と一緒に仕事をしてきた。人々は彼に対してとても厳しいと思うよ」
「もちろん、もっといい週末を過ごせたかもしれない時もある。でも彼は間抜けではないのに、ときどきみんなにとても厳しいことを言われるんだ」
「彼は常に偉大なドライバーとして評価されてきた。タフではあったけれど、それはチームのみんなにとって同じことだ」
「ドライブするのが非常に難しかったこともあるからね」
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