■人気ワイスピ俳優も参戦したFuelFestとは
2022年8月11日に富士スピードウェイで開催されたクルマ好きのためのチャリティイベント「FuelFest」。
日本初、アジア初として世界で8回目の開催となり3万人超が集まりましたが、どのようなイベントだったのでしょうか。
【画像】これが「Fugu Z」だ! 美女もクルマ大集結! アジア初開催のイベントがとにかくスゴい! その様子を見る!(52枚)
FuelFestはクルマ好きのためのチャリティイベントとして、2019年3月にロサンゼルスで第1回が開催されて以降、アメリカ各地やイギリスでも開催されてきました。
FuelFestはハリウッド映画「ワイルド・スピード」(Fast & Furious)の世界観を再現したクルマイベントであるだけではなく、非営利災害支援団体ROWW「Reach Out World Wide」への活動支援を主たる目的としたチャリティイベントとしての役割もあります。
ROWWとは1作目からのワイスピシリーズに主演していた俳優の故ポール・ウォーカー氏が2010年1月にハイチを襲った大地震のあとに設立した非営利団体で、災害に対応する救援チームとして自発的に組織されました。
設立から12年、ROWW は地震からハリケーンまで、世界中の自然災害に対応し続けています。
そして2013年にポール・ウォーカーが事故死した後を引き継いだのがポールの実弟であるコディ・ウォーカー氏です。
コディは亡くなった兄の代わりとして7作目となる「ワイルド・スピード SKY MISSION」(原題: Furious 7)に出演。さらに兄の意志を引き継いで2014年よりROWW設立メンバーに加わりました。
ちなみにROWWを支援するイベントはFuelFestだけではなく、「ドライブ・フォー・ポール」などのチャリティツーリングなども世界各地で開催されています。
2018年には日本でも「ドライブ・フォーポール・ジャパン」が神戸市で開催され、この際には$28,355.00 (現在のレートで約378万円)がRAWWに寄付されました。
ROWW設立以来の寄付金額は累計で$160,000 USD(約2134万円)に上っています。
今回、日本初開催となるFuelFestでは3万人超が集まったことはかなり異例なことだと、運営側も驚きを隠せません。今回のFuelFestについて、主催のKamiwaza Japan CEO・一樂智也氏は次のように話しています。
「2021年の10月頃にFuelFestの企画が立ち上がり、正式に決まったのが2022年の1月でした。
当初は1万人集まるかどうか?1万人行けば良いかな?と。そんな感じでスタートしました。
6月上旬にイベントの告知がメディアでも流されるようになって、急激に参加申し込みが増えてきました。
参加人数の上限である3万人を突破し、スタッフや出展者など入れて合計33000人。来場車両は7500台、出展車両2200台と大変な規模になりました」
※ ※ ※
FuelFestのイベント当日にはワイスピシリーズに登場したクルマを中心としたムービーカーも多数展示されました。
また、映画さながらの200Mドラッグレースや参加車両1000台によるパレードランなど、これまで日本の屋外クルマイベントではなかった、初の試みに多くのファンが酔いしれたようです。
極めつけは、ワイスピ人気俳優「ハン」役のサン・カン氏と、FuelFestの運営にも携わるコディ・ウォーカー氏の2名の参加でした。
実は、もうひとり、タイリース・ギブソン氏h(役名:ローマン・ピアス)の参加も予定されていましたが、残念ながらアメリカの空港を出るときにPCR検査で陽性の結果となり日本への渡航がかなわなかったのです。
コディとサンのファンサービスは各所でおこなわれており、サインや写真撮影を待つ人が大勢集まり、行く先々でファンにもみくちゃにされていました。
クルマ好きにとってはバイブルのようなハリウッド映画の人気シリーズで、そこに出演している俳優が目の前にいるわけですからファンの熱気と興奮はすさまじいものです。
こうしたイベントだったこともあり、7月には入場チケットも駐車券も完売し8月に入ってからは、ネットオークションに駐車券が出品されるようになり、2000円の駐車券が46500円という高値で落札されていました。
■ワイスピ人気俳優も参加!ハン役の「サン・カン」は16年ぶりの来日でファン殺到
サン・カン氏といえば、クルマ好き、日本車好きでも知られます。
ワイルド・スピード3作目「TOKYO DRIFT」ではマツダ「RX-7」をベースにした「RX-7 Fortune」(VeilSide作)で登場しました。
現在もそのイメージが非常に強いのですがプライベートでは、ダットサン240Z(日本名:(S30型フェアレディZ)をベースにしたカスタムモデル「Fugu Z」を所有しています。
なぜサン・カン氏の愛車はFugu Zという名前なのでしょうか。
240Zは、アメリカでもっとも成功した日本製スポーツカーといっても過言ではありませんが、Fugu Zは日本のパーツブランドGReddyとのコラボレーションによって誕生しました。
オーナーのサン・カン氏自身が大好きなクルマでベース車両の240Zもたくさんの候補のなかから入念に吟味したうえで購入して、GReddyパフォーマンスの協力のもと改造を完了させています。
Fugu Zの「Fugu」は冬の味覚、高級魚として知られるあの「フグ」で、「毒をもつフグは適切に処理されていないと死ぬ危険もある。クルマもそれと同じで、いかに素晴らしいスポーツカーも専門知識を持つエキスパートによって正しく適切に改造しないと命に係わる危険がある」ということでサン・カン氏自らFugu Zと名付けたそうです。
そんな日本車大好きのサン・カンにとって日本初開催のFuelFestはどのような印象だったのでしょうか。
16年ぶりの来日となったサン・カン氏に直接、話を聞いてみました。
――日本初開催のFuelFest、どんなクルマが印象的でしたか?
すごく大きな規模で開催されて驚いたよ。
何が面白いってアメリカではみんな必死になってちょっと古い日本のクルマを輸入して、パーツをいろいろ集めたりしてカスタムカーを作っているけど、日本はその逆だよね。
日本人はアメリカ車を輸入してカスタムして楽しんでいる。お互い「ないものを求める」というのはいずれにしても興味深いね。
FuelFestではアメリカではほとんど見る機会がない貴重な日本車、JDMがたくさん見られてほんとに感動したよ。できれば、もっとたくさんの日本車をゆっくり見たかったね。
――16年ぶりの日本はいかがですか?
とても久しぶりの日本だった。前回日本に来たのは2006年で『TOKYO DRIFT』(Fast and Furious3作目)に関わる撮影のときだったよ。
私が日本に来ていなかった16年の間には、2011年の東日本大震災があったりして、いろんなことが大きく変わったという印象。
今回、FuelFestの開催前に渋谷に行ったけど、渋谷の風景もすごく変わっていた。
新しいビルができたとか物理的な変化だけではなくて、街の印象、雰囲気が変わったね。
そしてFuelFestが終わったあと、ずっと行きたかった大黒PAに行けたのも嬉しかった。
※ ※ ※
非常に盛り上がったFuelFestはおそらく2022年以降もまた日本で開催される可能性は大きいです。
今回は行けなかった人も次回は、早めの情報収集でワイスピの世界観に酔いしれてみてもいいかもしれません。
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みんなのコメント
作品になっちゃったよね。
役者や車はいいのに、演出が過剰