■高速ハンズオフ&自動車線変更も可能に
ホンダ新型「アコード」は2024年3月8日に発売され、新たなフラッグシップモデルとして1年ぶりの復活を果たしました。
2025年には、さらなる高性能タイプが登場すると予告されていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが「ホンダのフラッグシップ」です! 画像で見る(55枚)
アコードは1976年に登場後、若々しくスタイリッシュなデザインや高い走行性能などが支持され、長年ホンダにおける代表的なモデルとしてのポジションを獲得しています。
登場当初はハッチバックのみとなっていましたが、のちにセダンやクーペ、ステーションワゴンが追加され、現在ではセダンがメインとなりました。
日本では先代の10代目モデルが2023年1月に販売を終了。長きにわたるアコードの歴史とともに、国内ラインナップにおけるホンダのセダンも消滅しました。
そうしたなか、新型アコードが発売され、1年2ヶ月ぶりに復活を遂げたのです。
新型は11代目で2022年11月に北米で発表されており、すでに北米やアジアなどの海外で販売されています。国内向けはタイ生産の輸入車です。
新型アコードは、上質さや高い走行性能といった特徴はそのまま受け継ぎつつ、最新の運転支援システム「ホンダ センシング 360」を国内初採用したほか、先進感を高めた機能装備などが採用されました。
ホンダ センシング360は、フロントセンサーカメラに加え、フロントと各コーナーに5台のミリ波レーダーを搭載。
これにより360度の周辺監視が可能になったほか、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、安全性能が向上しました。
このほか、国内向けホンダ車として初めてGoogleを搭載しました。
Google マップやGoogle Playによるアプリの追加以外にも、音声でナビやエアコン操作などが行えるGoogleアシスタント機能も利用できます。
エクステリアは、先代に対しホイールベースと全高はそのままに、全長を伸ばしたことで、ロー&ワイドなフォルムを実現。フルLEDの薄型ヘッドライトや横一文字のテールライトを装備し、ワイド感を強調しています。
ボディサイズは全長4975mm×全幅1860mm×全高1450mm、ホイールベースは2830mmです。
インテリアは水平基調のデザインを採用したほか、インパネなど手の触れやすい部分にソフトパットを採用。質感の高い金属調フィルムをあしらい、トリムのステッチ縫製にもこだわるなど上質に仕上げています。
インパネには12.3インチディスプレイと10.2インチのデジタルメーター、11.5インチ相当のヘッドアップディスプレイを採用し、先進的なイメージを高めました。
また国内向けアコードの特徴として、1つのダイヤルでエアコンやオーディオ、インテリア照明などをまとめてコントロールできる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を初採用しました。
事前にお気に入りの設定を登録しておけば、シーンによってインテリア照明やオーディオのコントロールを簡単にコントロールすることができるとともに、先進感を表現しています。
パワートレインは、新世代の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。新開発の高出力2モーター内蔵式のCVTを搭載し、トルクの向上とともに静粛性を高めています。
合わせてコーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する「モーションマネジメントシステム」を国内初採用し、回生ブレーキの強さを変更できる減速セレクターも6段に多段化するなど、走行性能の刷新も図りました。
新型アコードの価格(消費税込)は544万9400円です。
そんなアコードですが、2025年に国内で機能を熟成させた上級モデルが登場する予定です。
さらに高度な先進運転支援「ホンダ センシング 360+(プラス)」を搭載することで、従来の機能に加えてドライバー状態を監視するドライバーモニタリングカメラや高精度地図を組み合わせ、運転負荷を軽減できるとしています。
このうち、「ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能」は高速道路や自動車専用道を走行中に、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ドライバーがハンドルから手を離しても、車速や車線内の走行を維持できるよう支援します。
また、「レコメンド型車線変更支援機能」では、ハンズオフ時に自車より車速の遅い先行車を検知すると、一定の条件下でシステムが周囲の状況を判断し、追い越し可能と判断した場合、ドライバーが承認すると、追い越しや車線復帰を支援します。
経路誘導モードでは、ナビの経路案内にもとづき、目的地に向かうための車線変更を提案します。ドライバーの承認が得られると、分岐や退出までの一連の車線変更を行います。
このほかに、カーブ路外逸脱早期警報や降車時車両接近警報、ドライバー異常時対応システムなども採用します。
2024年6月現在のところ、具体的な投入時期などは明かされていませんが、2024年に中国での投入を皮切りにグローバルで展開していくとしており、次世代の高度な先進機能に期待が高まっています。
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みんなのコメント
現状でも高い、買えないって話ばかりなんで