プロドライブが運営するバーレーン・レイド・エクストリーム(BRX)から、5度目となるダカールラリー挑戦をしていたセバスチャン・ローブ。しかし第8ステージを完走できず、無念のリタイアとなった。
第7および第8ステージは2日間ビバークでアシストを受けられない、いわゆる“マラソンステージ”に設定されていた。ローブは第8ステージ序盤の80kmの地点までにタイヤを2本パンク。しかし、スペアタイヤは1本しかなく、ブレーキキャリパーもひとつが機能していなかった。
■ダカールラリー8日目:アル−アティヤ、ステージ優勝。総合首位ペテランセルとの差を縮める
ステージ中盤で5時間以上立ち往生したローブは、コドライバーであるダニエル・エレナと共にビバークに戻ることを決断し、2021年の挑戦を終えた。
ローブは、ラリー初日に3度パンクに見舞われるなど出遅れたものの、順調に追い上げていった。しかし第5ステージで道に迷い、首位との差が1時間近くまで広がった。
さらに第6ステージではサスペンションアームが破損。アシストトラックの助けを借り迅速な修理を期待していたものの、届いた交換パーツは左右一本ずつではなく、右のサスペンションアームが2本……正しいパーツが届くまで8時間も待たなければならなかった。
ローブはこの時点で11時間43分遅れの総合44番手となっていたが、苦難はさらに続いた。第7ステージでは、ベアリングのトラブルでさらに2時間のタイムロスを喫したのだ。BRXのオフィシャルトラックも第7ステージ316km地点で故障し、ローブをアシストすることができなかった。
また4日目にはスローゾーンでのスピード違反で5分間のペナルティを受けた。彼はスチュワードを”無能”と称し、議論を呼んだ。なお主催者のASOは後にローブの発言に反論。彼は30km/hの速度制限区間を77km/hで走っており、「コドライバーの指示に注意を払っていなかった」と述べたのだ。
「この8日間は多くの困難に直面したが、私とダニエルはこのダカールの間ずっとゴールを目指してきた」とローブは語った。
「これが自分たちの仕事であること、そしてBRXの一員になることがどれほど幸運であるか、毎日自分に言い聞かせてきた。チームと同じ野心をもってダカールに来て、素晴らしい結果を残したいと思っていたが、リタイア以外の選択肢はなかった」
「今朝、チームメイトのナニ(ローマ)たちにスペアホイールを渡して、彼らのチャンスを最大限に活かすことにしたが、ステージでパンクしてしまい、それ以上走ることができなかった」
「チームにとって残念だが、多くの教訓を学んだ。来年はもっと強くなって戻ってくるだろう」
ローブのチームメイトであるローマは、4ステージを残して総合5番手につけている。
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