■2000GTに続くスーパースポーツモデル
2025年12月5日にトヨタは、 新型「GR GT」および「GR GT3」を世界初公開しました。
【画像】超かっこいい! これがトヨタ“新型スーパーカー”「GR GT」です! 画像で見る(42枚)
新型GR GTとGR GT3は、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げるTOYOTA GAZOO Racingのフラッグシップモデル。開発の初期…すなわち車両のコンセプトを策定する段階からマスタードライバーであるモリゾウこと代表取締役会長豊田章男氏を中心に、プロドライバーの片岡龍也選手、石浦宏明選手、蒲生尚弥選手、ジエントルマンドライバーの豊田大輔選手や社内の評価ドライバーが、エンジニアとワンチームになって開発が進められてきたといいます。
また、かつてのトヨタ「2000GT」およびレクサス「LFA」に続くフラッグシップの位置づけであり、「トヨタの式年遷宮」として“クルマづくりの秘伝のタレ”を次代に伝承することも開発の狙いのひとつだといいます。
両モデルの開発において、低重心、軽量・高剛性、空力性能の追求という3つのキー要素に重点が置かれています。GR GTは新開発の4リッターV8ツインターボエンジンと1モーターのハイブリッドシステムを搭載し、システムの最高出力は650馬力以上、システム最大トルクは850Nm以上(開発目標値)という圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
GR GTのボディサイズは、全長4820mm×全幅2000mm×全高1195mmとなっており、ホイールベースは2725mmです。
車両重量は1750kg以下を目指しており、前後重量配分は前45:後55。最高速度は320km/h以上を目標としています。
GR GTのエクステリアデザインは「空力ファースト」をコンセプトに開発され、従来とは異なる「逆転の手法」によって生み出されています。
通常の車両開発ではクルマの外装デザインを決めてから空力性能を考慮していきますが、GR GTでは空力性能の理想像を定めてからデザインの検討を進める方法を採用。空力設計担当者とエクステリアデザイナーが一丸となって、FIA世界耐久選手権(WEC)参戦車両を手掛けた空力エンジニアも加わり、空力・冷却性能を追求するデザインに仕上げました。
インテリアデザインについても、ドライビングポジションと視界を最重視し、プロドライバーやジェントルマンドライバーとともに、サーキットユースとデイリーユースを両立する最適なデザインを目指して設計。理想的なドライビングポジションを追求するなかで「守られ感」を重視し、スイッチ類もドライビングに関わるものをステアリング付近に配置して直感的に操作しやすくするなど、操作性の良さにこだわられています。
パワートレインについては、トヨタとして初めて市販車に搭載する4リッターV型8気筒ツインターボエンジン。このエンジンは、「徹底的に小さく、軽く」という設計思想で開発されています。
ボア×ストローク:87.5×83.1mmのショートストロークによるエンジン全高の低減に加え、バンク内に2つのターボを配置したホットV形式、ドライサンプシステムを採用。
エンジンの動力は炭素繊維強化プラスチック製のトルクチューブを介してリアのトランスアクスルへと伝達され、新開発の8速ATと機械式LSDを通じてダイレクトに出力されます。
また、サウンド面でも「クルマと対話できるサウンド」「熱量変化を感じさせるサウンド」を追求しています。
シャシー面では、トヨタとして初めてオールアルミニウム骨格を採用し、ボディパネルにはアルミニウムのほか、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)も使用して軽量・高剛性を実現しています。
サスペンションは前後ともに新設計のアルミ鍛造アームを使用したローマウントのダブルウィッシュボーン式を採用。タイヤはMICHELIN社のPILOT SPORT CUP2をGR GT専用開発しています。ブレーキはBrembo社製のカーボンディスクを採用し、ブレーキを使った車両挙動の制御もプロドライバーとともに作り込んでいます。
一方、レーシングカーであるGR GT3は、GR GTをベースに開発され、同様の3つのキー要素を継承しています。ボディサイズは全長4785mm×全幅2050mm、ホイールベースは2725mmで、GR GTと同じ4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、駆動方式はFR(後輪駆動方式)です。
GR GT3はFIA GT3規格に沿って、「勝ちたい人に選ばれる、誰が乗っても乗りやすいクルマ」を目指しており、最適なカスタマーサポート体制も整備する予定。
TOYOTA GAZOO Racingは両モデルの開発において、ドライビングシミュレーターや新しい製造手法など、モータースポーツからの学びを生かした手法を積極的に取り入れています。
富士スピードウェイやドイツ・ニュルブルクリンクといった世界中のサーキットでの実車走行テストも行っており、GR GTについては公道テストも実施し、日常使いでの高揚感と扱いやすさ、安心感も追求しています。
両モデルは2027年頃の発売を目指して開発が進められており、詳細については準備が整い次第、随時情報が公開される予定です。(くるまのニュース編集部)
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スープラ無くなったと言っても買い替え出来ないや