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クルマのベテランでも交換で悩まされた! カローラに搭載されていたEN規格バッテリーとは

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クルマのベテランでも交換で悩まされた! カローラに搭載されていたEN規格バッテリーとは

 この記事をまとめると

■トヨタ・カローラセダンのバッテリーを交換したところ取り付けの構造が違うことが発覚

大容量のバッテリーを積んでるのになぜ? ハイブリッド車がガソリン車と同じ「12Vバッテリー」も搭載する理由

■カローラにはJIS規格ではなくEN規格と呼ばれるタイプのバッテリーが使用されている

■価格が通常のバッテリーより高額で、同型の安いものは欧州仕様であることが多い

 カローラのバッテリーがいつものとなんか違う!?

 2022年末に洗車しようと愛車である2019年式トヨタ・カローラセダンのエンジンを始動しようとしたら、“カチカチ”という嫌な音とともにエンジンが始動しなかった。そうバッテリーを上げてしまったのだ。

 年末・年始はクルマを使う予定もなかったし、年明け早々海外出張に出かける予定もあったので、1月末にようやく、納車時に搭載されていたものを含め3個目のバッテリーに交換した。

 ところで筆者の愛車カローラ、つまり現行カローラのバッテリーはEN(欧州統一規格)の“LN1”というものが搭載されている。2年前、今の愛車で初めてバッテリーを上げたときは自宅駐車場だったので、20年来の付き合いのある担当セールスマンからディーラーで販売しているバッテリーを購入し、それを持ってきてもらいセールスマンと交換することにした。

 そしていざ交換ということになりボンネットを開けると、いままでとは異なる方式で取り付けられている見慣れないバッテリーがそこにあった。筆者はもちろん、セールスマンも初めて見るとのことで、セールスマンは自分の店舗にいるメカニックに電話して確認するが、そのメカニックも交換した経験がなく、よくわからないとのことだった。

 仕方がないのでふたりで“我流”で交換することにして、なんとか交換作業を終えた。まだまだ一般的なJIS(日本工業規格)タイプのバッテリーはバッテリースペースの台座とバッテリー上部にステーをかまして固定する方法だが、EN規格ではバッテリー下部に“でっぱり”があり、台座に載せたあと、ステイをこのでっぱりにかまして押し付けるように固定する方法となっていた。

 EN規格という筆者としては聞きなれないバッテリーのディーラーでの販売価格は3万6000円だった。今回もまずそのバッテリー価格が脳裏をよぎったので、通販サイトで検索するとそれまで載せていたバッテリーと同メーカーのものが1万円ほどで手に入った。調べてみると、ディーラーで扱っているのは、日本での使用条件に合わせたものとなっているので高くなっているようで、通販サイトで販売されているものの多くは欧州での使用条件のままの仕様だから安いようであった。

 まあとりあえず、交換したらエンジンもかかったし、その後1時間ほど試し乗りしてきたが問題なかったので、しばらく様子を見ることにした(どうせ頻繁に交換するのだから問題がなければ安いほうがいい)。今回はあるロードサービスのロードマンと交換作業を行ったのだが、そのロードマンも「初めて見ますし、どうしていいかわかりません」と最初言われた。でも、そこはプロなので確認しながらもサクサクと作業が進み、あっという間に交換作業が終わった。

※画像は作業イメージ

 帰りがけに「いい勉強になりました」と言って帰っていった。

 EN規格バッテリーの採用はトヨタ車で目立っているようである。筆者のように現行モデルで頻繁にバッテリーを上げる人は稀だろうが、気になる人は愛車のボンネットを開けて確認してもらいたい。

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