メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの両名が“自信を持って”限界までプッシュできるマシンを用意する必要があると述べている。
メルセデスは第7戦フランスGPへ向かうが、直近の2戦は期待はずれなものだった。獲得できたのはたったの7ポイントだが、ライバルのレッドブルは62ポイントのチャンピオンシップポイントを獲得したのだ。
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モナコとアゼルバイジャンのストリートサーキットはメルセデスのW12と相性が良いサーキットではないが、少なくともメルセデスのドライバーのどちらかは各コースでそれなりのパフォーマンスを発揮することができた。しかしウォルフは、最近のチームのパフォーマンスは「受け入れられない」と見なしており、タイトル争いに残るにはふたりのドライバーが優れたパフォーマンスを発揮できるマシンを供給するしかないと主張している。
「我々のマシンと相性が良くないストリートサーキット2カ所での結果はあのような状態だった。ふたつのコースは我々にとって難しいものになることは分かっていた。表彰台フィニッシュを逃したことと、自分たちのミスで勝利を逃したことに落胆した」とウォルフはメルセデスのフランスGPプレビューで語った。
「こうした不満は、我々が自分たちに対して設定している基準が高いことを反映している。そしてそれが我々を前進させるのだ」
「モナコとバクーでは、自信を持ってパフォーマンスを発揮できるウインドウにW12を入れることができたのは、ひとりのドライバーのマシンだけだった。モナコではバルテリ、バクーではルイスだ。タイトル争いがこれほど接戦で緊迫しているのだから、我々は各レースでふたりのドライバーが自信を持って限界までプッシュできるマシンを用意する必要がある」
ウォルフは、今週末F1が常設コースに戻ること、また、会場はメルセデスが過去に好成績を残したポール・リカールであることから、チームの見通しは明るいと考えている。
「フランスGPに戻るということは、従来型のサーキットに戻るということであり、我々の運が好転することを期待している」
「ここでは過去に良い結果を出している。幅広いコーナースピードは、マシンにあらゆる角度から試練を与えてくるだろう。取り組むにあたって興味深い挑戦になる」
「シーズンのうち6戦が終わったところだが、先はまだ長い。先頭集団での戦いは熾烈な接戦であるし、その状況が近いうちに変わるとは予想していない。この数週間で学んだことをパフォーマンスに活かし、2台のマシンではるかに強力な週末にすることを目指すことになるだろう」
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