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「イカツい」新型軽SUVワゴンで「車中泊」できる!? 2023年発売予定の新型「デリカミニ」の「就寝」性能を大予想

掲載 更新 52
「イカツい」新型軽SUVワゴンで「車中泊」できる!? 2023年発売予定の新型「デリカミニ」の「就寝」性能を大予想

■三菱らしさ全開の「デリカ」シリーズに現れた「末っ子」

 2022年11月4日、三菱は軽スーパーハイトワゴンのニューモデルとして「デリカミニ」を2023年初夏に発売すると発表し、スタイリングの一部を先行公開しました。
 
 悪路走破性も高いクロスオーバーモデルとして絶大な支持を集める「デリカ」シリーズを名乗る新型軽自動車だけに、「車中泊」性能をはじめとするアウトドアでの使い勝手が大いに気になるところです。

【画像】「内装も気になる!」 2023年初夏発売予定の三菱 新型「デリカミニ」の画像を見る(62枚)

 デリカは1968年に初代モデルが誕生。当初は商用モデルでしたが、翌1969年には早くも乗用ワゴン「デリカコーチ」を発売しています。

 もともと三菱は米国「ジープ」のライセンス生産に始まり、1980年代には乗用タイプの「パジェロ」が大ヒット作するなど、悪路走破性が高い四輪駆動(4WD)のSUVに強いメーカーというイメージがあります。

 そんななかでデリカシリーズも、1982年には初代デリカスターワゴンに4WDモデルを追加。単に駆動力を高めただけではなく、最低地上高もアップさせたことで、ワゴンモデルでは異例なほどの走破性を確保し人気となりました。

 歴代の後継モデルでも4WDは販売の中心となり、アウトドアユーザーから絶大な支持を集め続けてきたなか、2007年に誕生したのがクロスオーバーミニバンの「デリカD:5」です。

 2019年には大幅改良を実施し、最新のデザインや先進運転支援機能などを採用し、いまなお第一線で活躍しています。

 そんなデリカD:5独自のスクエアなボディやリフトアップされた最低地上高のイメージを軽自動車に持ち込んだのが、デリカシリーズの「末っ子」となる新型デリカミニです。

 正式発売はまだ半年以上も先とみられ、室内の様子や性能面、車体の寸法といった情報はまだ明らかにされていませんが、ヒントはあります。

 2022年11月上旬現在、三菱の軽スーパーハイトワゴンのラインナップとして「eKスペース」と「eKクロス スペース」が販売されています。

 2020年3月にフルモデルチェンジした2代目のeKスペースと同時に、SUVテイストを加えたクロスオーバーモデルとしてデビューしたのが、eKクロス スペースでした。

 先行公開された新型デリカミニのスタイリングは、フォルムや窓の形状、後席のスライドドアといった成り立ちからみて、eKクロス スペースの後継車とみて間違いないでしょう。

■現行「eKクロス スペース」のパッケージングを継承か

 外観デザインが先行公開された新型デリカミニですが、内装デザインや室内の使い勝手といった情報はまだ明らかにされていません。

 しかしシートアレンジの基本概念は、現行eKクロス スペースなどと同様だと予想されます。

 eKクロス スペースのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1820mm(4WD/オプションのルーフレール装着車)で、ホイールベースは2495mmです。

 社内測定値による室内長は2200mm、室内幅は1335mm、そして室内高は1390mm(リアサーキュレータ装着車)と、非常に広大な空間を持ちます。

 シートアレンジについては、後席を前倒しにすると低くフラットな荷室空間が現れますが、前席背もたれがあるので、荷室長は1500mm以下といったところ。

 eKクロス スペースで大人が就寝するためには、まず、前席ヘッドレストを外したうえでフルにリクライニングさせ、後席と一体化させる方法と、後席のヘッドレストを外したうえで背もたれを前倒しし、フルリクライニングさせた前席と組み合わせるという、やや裏技的なアレンジスタイルのふたつがあります。

 後者のほうが、より長く1800mm程度の「寝床」を生み出すことが可能で、片側で大人1名、左右席を組み合わされば大人2名の就寝もいけるでしょう。

 ただしいずれの場合でも、シートや荷室の組み合わせによる凹凸が発生します。とくに2番目方法はやや裏技的なやり方なため、前後シート間の段差もかなり大きめです。

 車中泊をする場合には、キャンプ用のエアマットなどは必須。特に厚めのマットのほうが、凹凸を柔軟に吸収できるでしょう。

※ ※ ※

 2022年11月4日に公開された新型デリカミニのスタイリングは、eKクロス スペースの力強いテイストを継承しつつも、少しかわいらしい印象もあります。

 三菱によると「女性ユーザーも多い軽市場の特性にあわせた」といいます。

 垂直のメッキバーと水平基調のグリルという全体的に硬質なデザインだったeKクロス スペースに対し、半円形の「目」をした独特なLEDポジションランプの効果で、ぐっと柔らかさを与えているのが新しいところです。

 新型デリカミニは、2023年1月の東京オートサロン2023会場で初披露されたのち同年初夏に市販化される予定となっています。正式発表がいまから楽しみな1台です。

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みんなのコメント

52件
  • 四駆システムはフルタイムとロックモードが切り替えられるといいな、そこをなんとかしないとデリカとは名乗らせたくない。
    スペースと同じスペックでは満足できない。最低でも最低地上高を180ミリにリフトアップしてほしいなあ
  • くるまのニュースは、
    車中泊、レンダリング、海外専売車専門になってしまった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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