この記事をまとめると
■いまクルマが制御プログラムのアップデートを行うことがある
ドアが開かない! LINEの名前を公開! 便利すぎる「クルマのコネクト機能」に潜むワナ
■アップデートを行わないことによって起こる不都合を解説
■今後はOTAによる走行中のアップデートなども行われるだろう
クルマもスマホアプリのようにアップデートが必須に!?
スマートフォンやパソコンで利用しているアプリやOSがプログラムのアップデートをした……という経験がない人はほとんどいないだろう。無料アプリであっても何らかの問題が発見されれば、アップデートによって解決するというのは当たり前となっている。
バグと呼ばれるプログラムの不具合を修正することで正常化・進化を遂げるというのがアプリ全般にいえる「あるべき姿」である。入念にバグを見つけて完璧なものをリリースすべきという主張もわからなくはないが、バグフィックスによって修正する手法が現実的だ。
※写真はイメージ
同様のことは、自動車にもいえる。かつてのようにキャブで燃料を吹き、デスビで点火時期を合わせてきた時代であれば機械の調整によって調子をよくすることもできたが、いまどきの自動車はエンジン車であってもプログラムによって動いている部分がほとんどとなっている。ハイブリッドやEVでは制御プログラムによって走りや燃費なども変わってくることは、ご存じのとおりだ。
液晶パネルを使ったデジタルメーターであれば、ソフトウェアアップデートをすることで表示内容を改善することができる。最近の例でいえば、トヨタbZ4Xとスバル・ソルテラという両社共同開発によるEVが、ソフトウェアアップデートによってメーターの航続可能距離表示を実態に即するようにしたほか、それまで存在していなかったバッテリー充電率の表示を追加するといった改善を実施している。
※写真はアップデート前のbZ4Xの液晶メーター
このような制御プログラムのアップデートのお知らせが届いた場合、それを放置することにメリットはあるのだろうか。
基本的な答えは「ノー」だ。
バグの修正は安全につながるため受け入れるべき
たとえば、カーナビの地図データについては定期的に新しいデータに書き換えるというのは多くのユーザーが実施しているだろう。アップデート費用をきらって古い地図データのまま使っているユーザーもいるかもしれないが、利便性を考えてアップデートを拒否するというユーザーはほとんどいないはずだ。
制御プログラムのアップデートについても同様といえる。たしかにバグによって本来は使えない機能が利用できる状態になっていたことに気づいていた一部のユーザーに限れば、そうした「裏ワザ」が使えなくなる可能性があるアップデートは拒否したくなるかもしれないが、こと自動車におけるバグの修正というのは、安全につながることなので受け入れるべきだ。
まして、プログラムのバグが保安基準に抵触する内容で、アップデートがリコール案件となっているケースでは、ユーザーは拒否してはいけない。リコールは「メーカーの無償修理」という風に思っているかもしれないが、所有しているクルマを保安基準に適合した状態を維持するのはオーナーの義務といえるものであり、リコールなど保安基準に関わる内容の場合はアップデートを実施しないというのはあり得ない。
いずれにしても、コネクティッドカーが当たり前となるこれからの時代においてプログラムのアップデートというのは、車両に搭載する通信機能を利用して自動的に行うものとなっていくだろう。
コネクティッドカーの機能として「OTA(Over-the-Air)」という言葉を目にしたことはあるだろう。これは、インターネット経由で車両ソフトウェアのアップデートを行うことで、すでに採用しているクルマも出てきている。
現時点では、ソフトウェアアップデートするにはディーラーに車両を持ち込み、そこで専用機器につないで書き換える必要があった。前述したbZ4Xとソルテラのケースでも、OTAではなく、従来型の対応をしている。
しかし、最新の通信機器やフラッシュメモリなどを使うことで、理論的には走行しながら制御プログラムをアップデートすることができる未来も見えている。とくに自動運転機能などは、バグの存在がまさしく命とりとなってしまうことも考えられ、OTAによるアップデートは欠かせない機能となっていくことは間違いない。
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今は色んな問題があるかもしれないけど。