現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型登場直前なのにめちゃめちゃ人気のアルファード! 中古狙いの人は必読の「現行型の欠点」って何?

ここから本文です

新型登場直前なのにめちゃめちゃ人気のアルファード! 中古狙いの人は必読の「現行型の欠点」って何?

掲載 216
新型登場直前なのにめちゃめちゃ人気のアルファード! 中古狙いの人は必読の「現行型の欠点」って何?

 この記事をまとめると

■トヨタ・アルファードは人気のミニバン

日本では敵なしのトヨタ アルファード! 世界の「オラオラ顔」ライバル車5選

■今夏に新型が登場する予定

■現行アルファードの欠点について解説

 駐車や洗車の際にはデカさを実感!

 今夏にも新型が登場する予定のトヨタ・アルファード。しかし現行モデルの人気はいまだに衰えず、2022年4月~2023年3月の販売台数で全国産新車販売台数12位(59610台)をキープ。一般販売、サブスクのKINTOともに依然、絶好調の売れ行きを堅持している。

 そんな現行アルファードは2015年に登場した3代目だが、ヴェルファイアとの距離が大きく開いたきっかけが2017年12月のマイナーチェンジ。トヨタセーフティセンスがアップグレードされ、新3.5リッターV6エンジン(301馬力、36.8kg-m!!)を搭載したのは共通だが、とくにアルファードの顔つきがより大きく迫力あるものとなり、ヴェルファイアを凌ぐ存在感を発揮。以来、アルファード/ヴェルファイア軍団の関係は、アルファードの一人勝ち状態となったのだ。ライバルの日産エルグランドにないハイブリッドモデルがあるのも、アルファードが国産ハイエンドミニバンとして孤高の存在となった一因だろう。

 しかし、人気だからといって、気になる点がまるでない……というわけでもない。まずはボディサイズだが、VIP専用車としてなら文句のない堂々たるサイズながら、全長4945×全幅1850mmと、狭い道や狭い駐車場ではそれなりの運転、駐車スキルが必要となる。もっとも、街を走るアルファードを見れば、フツーの女性や若者もスイスイ運転しているわけで、視界の良さ、ボックス型ボディによる見切りの良さ、各種モニターのおかげで、慣れれば問題ないレベルとはなるだろう……。

 が、ボディが小山のように大きいのは事実で、自身で洗車するとなると、これは大変。手間も時間もかかってしまう。アルファード乗りともなれば、いつもボディをきれいにしたくなるのも事実で、洗車に関してはけっこうな悩みのポイントとなるかも知れない。

 価格は約400万円から770万円と幅広く、人気のハイブリッドを選ぶとなると諸費用込みで500万円オーバーの世界となる。ノア&ヴォクシーのサイズ、価格と比べれば、大きく高い……となる。

 キャプテンシートのひじ掛けの振動も気になる

 パワーユニット別のウィークポイントでは、まずベースグレードの2.5リッターエンジンの場合、さすがに2t超えのボディには少々力不足の感あり。巡行時にはそれほど不満はないものの、発進時の加速は穏やかで、エンジンを回すシーンではノイズもそれなりに高まってしまう。

 一方、3.5リッターV6エンジンはさすがに308馬力を誇るだけあって、アルファードのなかでもっとも強力、豪放な加速力を示すものの、WLTCモード燃費9.9km/Lと、ハイブリッドの14.8km/Lに比べ、燃費性能は決していいとは言えず、なおかつハイオクガソリン仕様となってしまうのだ。経費で落とせるユーザーはともかく、ファミリーミニバンとして使うには、税金を含め、ランニングコスト的に辛くなってしまうことになる。よって、パフォーマンスと燃費性能、AC100V/1500Wコンセントの用意などを総合すると、ベストグレードは2.5リッターエンジン+2モーターのハイブリッドということになる(価格は別にして)。ただし、ノア&ヴォクシーとは違い、ハイブリッド車はE-fourと呼ばれる電気式4WDしか選べない世代となる。

 それに加え、マイナーチェンジのたびにグレードアップされてきた先進運転支援機能のトヨタセーフティセンスも、ノア&ヴォクシーなどと比べると一世代前のバージョンで、日々の運転でも助かるプロアクティブドライビングアシスト(PDA)、トヨタチームメイトなどは未搭載なのである。

 最後に指摘したいのは、特等席となる2列目キャプテンシートの上級バージョンの場合、ひじ掛けの振動が消し去れていないことが挙げられる。デビュー当時から筆者が開発陣に指摘してきたことだが、豪華すぎるだけにシートが重く、重心が高く、ひじ掛けに蓋がついていることもあって、路面によってびりびりとした振動が発生することがある。ここは新型でぜひ改善してほしいポイントだと思っている。

 とはいえ、現行アルファードに大満足して乗っているユーザーにとっては、そんなウィークポイントを上まわる魅力を感じているはずで、VIPや芸能人の送迎車として大活躍し、一般ユーザーからも大きな支持を得ているのが現実だ。そして新型がデザイン、居住性、走行性能、先進運転支援機能などに至るさらなる魅力を持って登場することは間違いなく、かつてのクラウンがそうであったように、歴代を乗り継ぐアルファードのロイヤルカスタマーがこの先、急増することは間違いないと思える。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス

みんなのコメント

216件
  • 欠点ですか?乗ってる人の頭の中身ちゃいますか?
  • 誰もが乗ってるミニバンに、ナンバー8888にして、車高落してイキる中年オヤジ😂
    ワゴンの車高落として何すんの?
    アルファードだと何か凄いの?
    高々500万位の車で調子こくなよオッさん😆
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村