8月13日、WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギーの競技初日“デイ1”はSS1~7が行われ、地元のスタードライバーであるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が、僚友のクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)を抑えて総合トップに立っている。そんな『イープル・ラリー・ベルギー』のデイ1を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイリタイア
「このイベントは完全にユニークなもので、ステージが終わるごとにいくつかセットアップを変更して、さらに安定するようにしていた。状況はどんどん良くなるように感じたし、走行中は自信が大きくなっていったよ」
未経験のイープル・ラリー、前戦優勝ロバンペラがトヨタ勢最上位の4番手/WRC第8戦
「しかし、残念ながら今日は早すぎる終わりを迎えてしまった。今夜は最初に戻ることになるだろう。そして週末を通じて、できる限りの経験を積んでいくんだ」
●アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)/リタイア
「(クラッシュ後の身体は)小さな頭痛と足に痛みがあるけれど、基本的にはすべて大丈夫だ」
「正直なところ、そこはただのタイトなコーナーでフラットだったんだ。ペースノートにも平坦なコーナーと書かれていた。でも泥が少し出ていたのでオーバーステア気味になり、側溝の何かにぶつかってマシンはダメになってしまった」
「もちろんこれは僕の母国ラリーのようなものだから、ここにいる多くの友人や家族は大きく落胆した。でもこの種のことが起こるということは、このスポーツの不都合な点のひとつでもあるんだ」
「学ぶべきことがつねにあり、さらに分析をしなければならないことは確かだ。ステージから500メートルのところだったから残念だが、僕たちはこれからもたくさんのことを学んでいくよ」
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位
「今日はクリーンな走行ができれば最速のグループに入れることが分かっていた。もちろん経験が大きくものを言うが、マシンの挙動は良かったし、初日の最後を総合首位で終えられるのはいいものだ」
「リスクを取ることなく良いリズムを維持しようとしていたし、すべてが順調にいった。午後の目標は、再度クリーンな走行をすることだった。ペースノートを確認し、グラベルクルーが良い仕事をしてくれたから、少し速く走ることができた。安心してプッシュし、リードを広げることができたよ」
「3つのステージで7秒の差をつけられたのは素晴らしいことだ。ファイナルステージを多くの観客の前で終えたかったが、残念ながらステージは中止となってしまった。これまでのところチームの努力は素晴らしいものだ。明日は厳しい挑戦が僕たちを待ち受けている」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合3番手
「イープル・ラリーで初めて戦うのがチャレンジングであることは確かだけれど、ここに来られてうれしいよ。午前中の走行は順調だった。すでに多くの泥が路面に出ていて、予想以上のところもあったよ」
「マシンの動きは良かったが、ところどころ滑りやすかったから注意が必要だった。ロングステージはかなりきつかったし、ある場所ではどこを走行してグリップを見つければいいのか探るのが難しかった」
「時には経験がまったく役に立たないものだが、ひとつひとつ学習していったし、フィーリングは悪くなかった。午後は(ターボの)ブースト量が少し欠けていたが、それ以外は走行を楽しめた」
「明日の戦いが楽しみだ。僕たちにとってさらに新しいステージがあるからね。差は小さいから、明日はさらに速さを出していきたいと思っているよ」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合2番手
「正直なところ、今日の展開を喜ばずにはいられないよ。マシンのフィーリングは素晴らしく、ポール(・ネイグル/コドライバー)はいつものように素晴らしい仕事をしてくれた」
「ターマックに戻った感触はいいものだ。クロアチアでは苦戦したけれど、ここでのマシンはまるでグローブのように僕にぴったり合っている。午前中の最初の3ステージはとてもうまくいった。一方、SS4ではタイムをロスしてしまった。R5マシンの経験を参考にしたけれど、うまくいかなかったんだ」
「それでも素晴らしいループだったよ。2度ファステストタイムを出したし、ラリーの首位にも立った。午後には首位との差がついてしまったが、ここでティエリーと互角の勝負をするのはチャレンジになることは分かっていた」
「135kmを走った後で7秒の差は悪くはないよ。2回目の走行はトリッキーだったけれどそれでも楽しめたし、明日はまた面白い1日になるだろう。紅茶を1杯飲んで一眠りすればね!」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合6番手
「最初のループステージのペースはあまり良くなく、理想的なスタートにはならなかった。出走順1番手で臨んだのでグリップを得ることが難しく、路面のダストがこれほど大きく影響するとは思っていなかった」
「また、クルマのセットアップについても改善の余地があったが、その後の再走ステージでは正しい方向に向かった。まだ完璧ではないが、セットアップが少し改善されたことで、かなり自信を持って走れるようになったよ」
「明日に向けては、さらなる改善のためのアイデアがいくつかある。表彰台を獲得するために、集中して取り組む必要があるね」
●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手
「簡単ではないスタートだった。グリップレベルが頻繁に変化し、さまざまな路面が混じり合っていたので、自信を持って走ることができなかったんだ」
「いくつかのセクションではとてもいいフィーリングだったが、いくつかのセクションではクルマとの完全な一体感を得ることができなかった。最初のループステージでは上位選手達との差を縮めようとトライし、まずまずだったと思う」
「その後の再走ステージに関しては、正直なところクルマのフィーリングはとても良かったのだけど、タイムはあまり良くなかったので、その理由を分析し、明日の朝はより良いタイムを出せるようにしたいと思う」
●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合4番手
「予想していたとおり、路面コンディションはつねにトリッキーで非常に厳しい1日になった」
「このクルマとタイヤでは、ターマックのステージをそれほど長く走っていなかったし、このラリーのステージはグリップレベルが大きく変わるので、それを把握するのはとても難しかった」
「それでも、どのようなコンディションであるかを掴めた再走ステージでは楽になり、リスクを冒すことなく少しずつプッシュしていくことができたので、とても楽しく運転することができたよ」
「チームメイトと僅差のいい戦いができているが、明日の表彰台争いはかなり大変になると思う」
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