クラウンといえばかつては「いつかはクラウン」のキャッチコピーでおなじみの高級セダン。しかし時代は代わり、セルシオが生まれ、その後にはレクサスが日本に導入され、いつの間にかクラウンは終着点ではなくなってしまったワケです。しかし、それでもクラウンに乗ったほうがいいんじゃないか、ということでナゾのクルマ好きオヤジが熱く語ります。全長4910×全幅1800×全高1455mmで今夏にも登場しそうなこの新型クラウン。
「あなたはクラウンに乗りますか?」
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
ベストカー2018年1月26日号
■かつての終着点「クラウン」が復活しそうだ
クルマファンにとって、クルマの買い換えは人生の中で何度もこない一大イベントじゃ。普通ならステップアップしてちょっといい見栄えのクルマに乗るのが定番だ。例えばコンパクトカーでクルマ人生をスタートさせた人は、次は2L車。そしてその次は3ナンバー。さらにその次の次は、国産から外車に乗り替えるってのがこれまでの理想的なお話じゃね。
そういえば7代目クラウンが登場した1983年、「いつかはクラウン」という広告コピーがオヤジたちのハートを鷲掴みにしたが、当時は国産でいえばクラウンが最高峰。だからみんなが憧れたわけじゃ。あれから30年の時が流れ、クラウンの上にはセルシオが登場し、トヨタの高級ブランドであるレクサスからは、GS、LSとこれまたクラウンより格上のクルマが登場、ヒエラルキーが変わってしまったのじゃね。
そして時代の流れとともにクラウンはいつしか最高峰の座から離脱してひとつの通過点の一台になってしまった。困ったもんじゃの~。現実的にはクラウンの次にステップアップするとすれば、BMWの5シリーズか、メルセデスのEクラスあたりを目指すのがよくあるパターンだろうね。
クラウンらしからぬ大幅チェンジで新型への期待感は大!! 若者からも好印象な1台だ
しか~し、それでいいのか。別にクラウンに責任があるわけじゃないが、クラウンの存在が薄くはないか? 見直せばクラウンにはクラウンならではのよさがあるだろう、とわしは思うわけじゃ。しかも2018年に登場する新型クラウンは、先の東京モーターショーで発表されたようにオヤジ臭さを一蹴し、まるでアウディのような高級感を醸し出しているじゃないか。これは期待できるぞ~。
ハード面の出来のよさは、今後レポートされる評論家先生たちの原稿を読んでもらうとして、ここではソフト面のクラウンのよさを分析していこうじゃないか。
■ヒエラルキーなんてものにこだわる必要なし!!
そもそも現在のクラウンのヒエラルキーはどうなっているんじゃ。現行クラウンはアッパークラスには分類されるんだが、先に書いたように、その上にはレクサス LSがいたりGSがいたり、日産のシーマがいる。輸入車勢をライバルに加えると、メルセデスの E、Sクラス、BMWの5、7シリーズ、アウディのA8、ジャガーXJ、さらにはベントレーなどなどが参戦してきて、もはやクラウンはヒヨッ子みたいなもんじゃのぉ~。
確かに今クラウンに乗っているとすると、ステップアップしてメルセデスのSクラスあたりに乗り替えたいと思うかもしれんが、もはやそんなヒエラルキーの考え方は曾祖父さんの頃の考え方だからね~。クルマのヒエラルキーってのは、メルセデスが190を出したあたりから状況は変わってきて、Aクラスも出してもはやメルセデスはフルラインアップメーカーじゃ。
いまやクラウンの次のステップとなるとレクサスや輸入車がある。しかも新古車を狙えば大幅ジャンプアップも可能だ
その後、ドイツ勢のBMW、アウディもそのやり方を追従してドイツ御三家は、みなさんフルラインアップメーカー(そのほうが儲かるからね~)。最近じゃワシの家の近所の中華屋のオッサンもSクラスに乗るくらいだから、まったくありがたみがない。
そうなるとどうだ。そこまでしてベンツに乗るかって話になるじゃろ。今どき昔みたいにヒエラルキー神話にこだわるのは馬鹿の骨頂だ。それに世の中のオヤジたちの年齢を考えてみろ。50歳を超えて、若い頃のクルマヒエラルキーにこだわって楽しいか。無理してクルマに金をかけるなら、他のものに金をかけたほうがいいぞ。海外旅行に行く、温泉に行く、そんなんでもいいし、地道に貯金するのもいいじゃろ。
ちょい悪オヤジの雑誌では「金は残すな自分で使え」と書いているが、実際はかぎりある金は賢く使うのが普通の考え方じゃろ。調子こいて使っていると後々痛い目に遭うぞ。つい最近、ワシの友人がアウディA6からクラウンに乗り替えたんじゃが、その第一声が「やっぱクラウンはいいな~」だったぞ。その理由を聞いてみると、乗り心地がアウディより100倍いい(乗っていたA6はスポーツグレードだから当たり前だが、)。それにとっても静か、取り回し性も抜群、とそれこそ熱く語るんじゃ。
友人はクルマに詳しいほうじゃないが、会社の社長ということもあり、ちょっと見栄を張ってこれまでベンツ、BMW、アウディを乗り継いできたが、そういうのも飽きたんで、日本で乗るならクラウンがいいんじゃないかと思い、3カ月ほど前にクラウンに乗り替えた。それで大満足しているというわけじゃ。
■いまの時代こそ"純国産"のクラウンにこだわれ
そしてクラウンがいいというもうひとつの理由が純国産ということじゃ。最近は国産車といえども東南アジアで作っているものもあるが、オヤジにとってはあれは如何なものかと思うのじゃ。最近新型になったホンダのスーパーカブ。あれも中国から日本に生産拠点が変わったらしいの~。いいことじゃないか。
経営難になった東芝が白物家電部門を中国企業に身売りしたり、シャープが鴻海傘下に入ったり、他の業種では日本人として情けない状況になっているが、そんな東芝製品やシャープの製品、これから日本人が買うんじゃろうか。情けないの~。今こそ国産を見直す時だぞ。
きっと次期クラウンにはデンソーなどをはじめとする多くの国産サプライヤーの技術が搭載される。日本のオヤジが純国産セダンに乗らずしてなにに乗る!?
その点、クラウンは日本人が作った日本で乗るための、日本人が求める高級車じゃ。これだけでも価値があるんだよ~。ゲルマン民族もスパニッシュも、アングロサクソンも日本人のオヤジの気持ちはわからんのじゃよ。オヤジの気持ちにしっくりくるのは、やっぱり純国産だけじゃよ。
最後に言うぞ!! 日本のオヤジならクラウンに乗れ!!
【おまけ:あなたのクラウン度チェック】
1. 普段から細かいことを気にする
2. 人の目を気にするタイプ
3. 西部劇よりも時代劇がすき
4. 海外旅行よりも温泉にいきたい
5. おもてなしをするのが好き
6. いまでもヤクザ映画を見る
7. 毎号必ずベストカーを買う
8. 家の風呂より銭湯が好き
9. クレジットカードを常に5枚以上もっている
10. ユニクロよりも無印良品がすき
11. いまでもたまにファッション誌を買う
12. 持病を二つ以上抱えている
13. 人と話すときズケズケ言う
14. 心にもないお世辞は言えない
15. メールや電話をわざと無視する
16. 一度失敗しても何度も挑戦する
17. 去年流行した服は恥ずかしくて着れない
18. 血圧は高め
19. 見た目を結構気にしている
20. 白髪隠しをやっている
21. 知人がうまくいっていると嫉妬する
22. 古いものでも大切に使う
23. スナックよりキャバクラが好き
24. 正月3が日の間に必ず初詣する
25. お参りにいったら必ずお札を買う
26. 車検は必ずディーラーだ
27. 高速道路では飛ばさない
28. そろそろ落ち着いたクルマに乗りたい
29. EVには興味なし
30. スポーティよりも快適さが大事
★判定★
Yesが25個以上→クラウンおすすめ度100%
Yesが20~24個→クラウンおすすめ度70%
Yesが15~19個→クラウンおすすめ度50%
Yesが10~14個→クラウンおすすめ度30%
Yesが5~9個→クラウンおすすめ度10%
Yesが5個未満→クラウンおすすめ度0%
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