2024年F1オランダGP決勝で、RBの角田裕毅は11番グリッドからスタートし、2回ストップで走行、17位という結果だった。
ソフトタイヤでグリッドについたが、スタート直後にミディアムタイヤのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に抜かれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にもかわされて13番手を走行。14周目にヒュルケンベルグと同時にピットイン、ミディアムタイヤでセカンドスティントを19番手からスタート。13番手まで戻った32周目に2回目のタイヤ交換でハードタイヤを履き、再び19番手に。41周目からは周回遅れとなりつつ、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)を僅差で追い続けるが、前に出ることができないまま17位でフィニッシュした。
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テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは一日を振り返り、次のようにコメントした。
「今週末のことを見直す必要がある。裕毅の戦略は我々が望んだとおりには進まず、彼にとってレースが困難なものになった」
「計画している空力開発を実現するだけでなく、予選と決勝序盤にマシンからもっと力を引き出すことに集中する必要がある。週末においてこのふたつの側面は、レースの最後の段階で最大限のチャンスを得るために重要だ」
チーム代表のローレン・メキースは、「もちろん、シーズン後半の最初のレースで、もっと良いパフォーマンスを示したかった」と語った。
「予選以降、直近のライバルたちと比べてパフォーマンスが足りないことが明らかになった。相対的なパフォーマンスが0.1秒低いだけで、トップ10で戦えるかどうかが変わってくる」
「レースではポジションを上げるためにいくつかのことを試し、裕毅に関しては少しリスクを冒して2ストップレースで走らせた。だがそれは明らかにうまくいかず、彼はレースのほとんどをトラフィックのなかで走ることになった」
「我々にとってあまりスムーズな週末ではなかったが、チームとして確実に学び、より強くなって戻ってくるつもりだ」
「非常にタイトなミッドフィールドの先頭で戦い続けるためには、マシンのスピードを向上させる必要があることは十分承知している。ファエンツァとビスターのファクトリーでは、近いうちにマシンにさらなる開発をもたらすために全員が力を尽くしている」
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=17位(71周/72周)
11番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
2台で戦略を分けて戦いましたが、今回は、特に僕の側はうまくいきませんでした。
2ストップで50:50になることは分かっていました。でもピットストップをしたのが遅すぎました。タイミングが悪かったです。
スタートでは、ソフトタイヤを使いながら、ポジションをひとつ落としました。それは間違いなく理想的な展開ではなく、その後はトラフィックに巻き込まれ、常にダーティエアの中で走ることになりました。
グリッド位置よりかなり後ろでフィニッシュしたことに、とてもフラストレーションがたまりました。
チームとしてもっとうまくやることが可能だったのは確かです。でも、このことから学習し、改善し、今後に向けて取り組んでいくことができるでしょう。
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みんなのコメント
次戦もフラストレーションが貯まりそうだ。