フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、今シーズン限りでチームを去るカルロス・サインツの功績を称賛し、チームメイトであるシャルル・ルクレールのパフォーマンスを伸ばすことにも繋がったと語った。
今年初め、バスールはルイス・ハミルトン(メルセデス)を説得してフェラーリに移籍させ、メルセデスとの12年間の関係に終止符を打たせるという予想外の偉業を成し遂げたが、来年サインツがいなくなることを惜しむ気持ちを隠してはいない。サインツは、7度の世界チャンピオンに道を譲るために今シーズン末にスクーデリアを去ることになる。
サインツ「ウイリアムズF1をどう助けるかが僕のモチベーション」移籍で一時的に勝機から離れることを恐れず
また彼はサインツを大いに褒めたたえており、あらゆる機会にサインツのパフォーマンスとプロ意識を称賛している。バスールは、ポルトガルの『Sport TV』との独占インタビューでも同様の発言をした。
バスールは過去に何度かサインツの獲得を試みたことを隠さず、「カルロスと私は、ともに仕事をする機会を何度か逃したのは事実だ」と認め、「ジュニアフォーミュラでも、ルノーでも、ザウバーでもそのようなことがあった。でも彼は私のところに来なかったので、私がフェラーリに加入して彼のところに来たんだ!」と冗談めかして語った。
サインツがスクーデリア在籍中にチームに何をもたらしたと思うかと尋ねられると、バスールは「私が在籍した2シーズンで彼がチームに何をもたらしたかはよくわかっている。私ははっきりと見ることができる」と答えた。
「カルロスは、アプローチの仕方と精神力の強さにおいて、非常に安定した人物でありドライバーだ。ジェッダで手術を受けた後、メルボルンでレースに復帰して優勝したときの彼の驚くべき精神力を見てほしい! それが、私が彼をとても高く評価している多くの理由のひとつであり、また私が彼と非常にうまくやっている理由でもある。私は彼の父親とも非常に仲がよく、偉大なチャンピオンとしての彼を心から尊敬している」
「つまり、こうしたことのすべてを考慮して、我々は選択をしなければならなかったのだが、それは簡単なことではなかった。現時点で、非常に優秀なドライバーがふたりいる。パフォーマンス面では非常に近いが、選択を迫られた。それは難しいものだった」
またバスールは、サインツがチームメイトのルクレールにレベルアップを強いて、ルクレールをより完成度の高いドライバーにしたとまで称賛した。
「昨年、モンツァでポールポジションを獲得したのもカルロスだったこと、シンガポールで優勝したのも彼だったこと、そしてシャルルにプレッシャーをかけ、シーズン終盤に結果を出してレベルアップさせたのも彼だったことを忘れてはならない。そしてその調子は今シーズンも続いている」
そうした状況のなかで、バスールが今年1月にサインツに電話をかけ、彼に契約を更新しないことを伝えなければならなかったのは、非常に難しいことだった。
「私の人生で最もつらい電話のひとつだったが、カルロスに決定事項を伝えなければならなかった。その知らせに対する彼の反応は極めてプロフェッショナルなものだった。もちろん、彼にとってその知らせは受け入れがたいものだった。しかし1時間後には、我々にはまだ1シーズンが残っており、全力を尽くして望む結果を達成しなければならないので、最後のレースの最終ラップの最後のコーナーまでプッシュしようと、彼はすでに私に話していた。そして、それが彼がシーズンを通して示してきたメンタリティだ。それは並外れたものだと私は思う」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ローソン、2024年F1ドライブは昨年の時点で確約?「レッドブル代表がRBのシートで走ると言ってくれた」
自分なら「ハミルトンを雇わない」とビノット。元フェラーリF1代表が語った意外な理由
【Moto2】グレシーニ、QJMotorとの日の丸ハチマキ問題は「ポジティブな話し合い」が進行中。今季残り4戦はロゴなしでレース予定
【MotoGPコラム】ホンダは新テクニカルディレクターを活かせるのか? アプリリアから獲得新人材を”宝の持ち腐れ”にしないために
『ホンダ・プレリュード(BB4型/N1耐久編)』ナカジマやクニミツが駆ったスポーツスペシャリティ【忘れがたき銘車たち】
満タン後の「継ぎ足し給油NG」に反響あり! 「実はやってる…」一体どんな理由がある!? セルフスタンドでの「NG行為」とは
トヨタ新型「最小級SUV」世界初公開! 全長3.7m「小型ボディ」に“5速MT”搭載した「快音モデル」! 斬新な“2トーン塗装”も採用した「新型アイゴクロス」欧州発表!
カワサキのオフロードバイク「KLX230」がまもなく復活 “林道ツーリングに最適”な注目の「オフ車」が11月下旬に日本でも発売
改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?
スズキ新型「小さな高級車」に大反響! “全長4m”の流麗ボディ&斬新「777テールライト」採用! “専用仕立て”の新型SUV「フロンクス」発表!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?