第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースのポールポジションを決するトップ10予選が8月6日(土)に行なわれた。最速タイムを記録してポールポジションを獲得したのは#33 Team HRCだった。
鈴鹿8耐は金曜日に予選を行ない、その上位10チームが土曜日のトップ10トライアルへと進み、ポールポジションを含む上位10グリッドが決定される流れとなっている。しかし今回は、不安定な天候が続いていたこともあり、大会側はトップ10トライアルを中止して、40分間の計時予選へと方式を変更。これでトップ10トライアルは2018、2019年から3大会連続で行なわれないことになってしまった。
■鈴鹿8耐|トップ10トライアルが3大会連続で中止。40分間の計時予選でポールシッター決定へ
その後、トップ10予選は当初予定された時刻よりも30分遅れた16時に開始された。
各チームが次々とコースに入っていくが、やはり大きな注目を集めたのはワークス体制で参戦している#33 Team HRCと#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hの2チーム。特にHRCは長島哲太がここまで非常に好調な走りを見せていたため、予選でもポールポジション争いが期待されていた。
その長島はHRCの先鋒としてアタックへ。1周ウォームアップしたあと、アタックに入った長島はいきなり2分4秒943という他ライダーを置き去りにするタイムをマーク。一気にHRCを暫定トップの位置に押し上げた。
この長島の記録したタイムをカワサキ、そして#7 YART - Yamaha Official Team EWCといったライバルチームがそれを追いかけていく展開となった。ただカワサキ勢が2分5秒台中盤、YART勢も同じく2分5秒台中盤で長島の記録したタイムには届かなかった。
しかしセッション残り時間も11分と終盤となったころ、スーパーバイク世界選手権6連覇を誇る王者ジョナサン・レイがZX-10RRのポテンシャルを爆発させた。レイはこのときのアタックの前半セクターで、長島の記録したタイムを超える全体ベストの速さを示しており、にわかに最速タイムが塗り替えられるのではないかという期待が高まった。
ただ、レイは後半セクターでの伸びが足りず、長島に0.2秒届かない2分5秒149の2番手タイムとなった。レイはその後もう一度アタックを続けたが、それ以上タイムを更新することはできなかった。
YART勢はマービン・フリッツ/ニッコロ・カネパ/カレル・ハニカの全員が2分5秒台にタイムを入れてきたが、こちらも長島の記録した2分4秒台を超えることはできなかった。
HRCは高橋巧、イケル・レクオナがその後のアタックを担当。彼らもチームメイトの2分4秒台は超えられず。長島が序盤に記録した2分4秒934がそのままトップ10予選のベストタイムとなり、HRCがポールポジションを獲得した。
2番手はレイが速さを示した#10 カワサキ。3番手は#7 YARTらが続き、予選トップ3はホンダ、カワサキ、ヤマハという並びとなった。
なお4番手にはFIM EWCレギュラー参戦中で、ランキングでは2番手の#5 F.C.C. TSR Honda Franceが続いている。ランキング首位の#1 Yoshimura SERT Motulは今回予選で22番手に沈んでいるため、TSR Hondaにとってはチャンスとなりそうだ。
3年ぶり開催の第43回鈴鹿8耐決勝は8月7日(日)、午前11時30分にスタートし、午後19時30分にフィニッシュを迎える予定だ。
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