現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 予備車検でFLEXランドクルーザープラドにトラブル発生も 学生メカニックがトラブル解決へ!【AXCR2024レポート Vol.2】

ここから本文です

予備車検でFLEXランドクルーザープラドにトラブル発生も 学生メカニックがトラブル解決へ!【AXCR2024レポート Vol.2】

掲載 更新
予備車検でFLEXランドクルーザープラドにトラブル発生も 学生メカニックがトラブル解決へ!【AXCR2024レポート Vol.2】

■本番車検直前に発覚した車両トラブルの内容とは

アジアクロスカントリーラリー2024において、車検日はラリー開始のLEG1前日、セレモニーが行われる通称LEG0に設定されています。

【画像】「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」予備車検整備とブリーフィングの様子を見る(32枚)

車検ではすべての車両がラリー規則に準拠しているか確認しますが、今回から導入されたエアリストラクターという空気を絞る装置の取り付け義務、車両の安全装置、タイヤ、エンジン、ラリーコンピュータなどのチェックが特に重要視されており、正式な車検の前に予備車検を行うことができるようになっています。

そこで、我々ラリーチームは正式な車検前にトラブルが発生しました。レースが始まってからでは大掛かりな修理はできない為、問題の洗い出しは、ラリー準備における重要な課題です。

FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRESサービスチームは、問題の解決に全力を尽します、主な問題は、バッテリーとキルスイッチを接続するメインハーネスの不具合であり、これによりバッテリーへの充電が不安定になることが判明。急遽現場での交換作業が必要となりました。

さらに、フロントのサスペンションのアップデートも同時に行われ、車両が検査に万全の状態で臨めるように準備が整えられました。

この作業は、FLEXのメカニックチームと中央自動車大学校の学生たちによって行われました。検査の準備が進む中、夕方には東南アジア特有の激しい豪雨が作業を一時中断させましたが、夜になると雨が止み、作業は深夜まで続けられ、無事に完了しました。

このトラブルのリカバリーにより、チームは検査に備えた完璧な準備を整えることができました。

ラリーの本番を控え、ドライバーの川畑選手とコ・ドライバーのデイチャポン選手は、ラリーストリームやラリーコンピューターのチェックに時間を費やします。

ラリーストリームは今回新たに導入されたGPSデバイスで、ラリー中の位置情報やその他のデータをリアルタイムで追跡できるシステムです。この新技術がもたらす利便性と公平さを確認し、万全の体制で挑むために入念にチェックを行いました。

また、車載のラリーコンピューターのセットアップも行います、ロードブックと照合しながら各ポイントの確認が行われました。これにより、実際のラリールートにおいても迅速かつ正確なナビゲーションを行うための、操作方法やドライバーとの連携方法など、確認を何度も行って本戦に備えます。

このような綿密な準備を通じて、ドライバーとコ・ドライバーはラリーに向けて信頼関係をより強くしていく必要があります。

■日本語ブリーフィングでは初導入のラリーコンピュータの説明も

8月10日は日本語によるブリーフィングが初めて開催され、参加者たちにとって重要な情報が提供されました。ブリーフィングでは、今回初導入となったラリーコンピューターに関する説明が行われましたが、これにはラリーコンピューターの設定方法や操作手順、特にラリー中における効率的な使用方法についての詳細が含まれていました。

また、コースに関する説明も重点的に行われました。ロードブックの配布は車検後になるため、各ステージの特徴や注意すべきポイントについて確認しました。これには、難易度の高いセクションや、特に気をつけるべき危険箇所などの情報が含まれており、ドライバーとコ・ドライバーが戦略を練るための重要な時間となりました。

今回のブリーフィングは、日本からのエントラント向けに日本語で行われたということもあり、言語面での壁がなく、より理解しやすい形で情報が伝えられました。このブリーフィングを通じて、参加者たちはさらに万全の準備を整えることができました。

さて、セレモニースタート前の2日目が終わろうとしています。この日は、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRESチームにとって準備を整えるための非常に重要な一日でした。前日のトラブルを乗り越え、メカニックチームと中央自動車大学校の学生たちは車両の最終チェックを慎重に行い、細部にわたる調整を完了させました。

また、ドライバーの川畑選手とデイチャポン選手は、ラリーコンピューターや新たに導入されたラリーストリームのチェックに集中した日であり、細かい設定やシミュレーションを通じて、どんな状況にも対応できる準備が整ったと言います。

この2日目は、天候の影響を受けることもありましたが、チーム全員が一丸となって作業を進めた結果、全ての準備を整えることができました。明日のセレモニースタートを迎えるにあたり、チームは非常に良い状態でスタートラインに立つことができたと言えるでしょう。

いよいよ明日、8月11日はセレモニアルスタートの通称LEG0です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ロニー・クインタレッリがスーパー耐久で『STMOエグゼクティブドライビングアンバサダー』に就任
ロニー・クインタレッリがスーパー耐久で『STMOエグゼクティブドライビングアンバサダー』に就任
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]アルピーヌ『A390』…5月に新型EVスポーツを公開
[15秒でニュース]アルピーヌ『A390』…5月に新型EVスポーツを公開
レスポンス
全長11kmもの豪快なワインディングが私道だと!? 王様が宮殿に行くために作られた道「ジェベル・ハフィート・マウンテンロード」のスケールに絶句
全長11kmもの豪快なワインディングが私道だと!? 王様が宮殿に行くために作られた道「ジェベル・ハフィート・マウンテンロード」のスケールに絶句
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

204.7262.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.885.0万円

中古車を検索
ストリームの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

204.7262.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.885.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

マイカー登録でPayPay1万円相当があたる