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「IMSA仕様のFC3SがD1グランプリ開幕戦でデビュー!?」PANDEMフルエアロに心臓部は700馬力の3ローターターボ!

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「IMSA仕様のFC3SがD1グランプリ開幕戦でデビュー!?」PANDEMフルエアロに心臓部は700馬力の3ローターターボ!

岩井照宜選手のニューマシンはパンデムで身を包んだFC3S!

心臓部は3ローターエンジン×T88-34Dタービンで700馬力

「IMSA仕様のFC3SがD1グランプリ開幕戦でデビュー!?」PANDEMフルエアロに心臓部は700馬力の3ローターターボ!

ドリフトのカッコよさや美しさを争う競技として知られているD1グランプリシリーズに、去年まではNA型のロードスター(ロータリーターボ搭載)で参戦していた岩井照宜選手が、2019年シリーズに向けてFC型のRX-7をニューマシンとして制作していることをキャッチした。

岩井照宜選手といえば、これまでKP61スターレットやA35シャルマン、NA型ロードスターというメジャーなベース車両以外でD1グランプリシリーズに参戦し続けているベテランプライベーターだ。

ニューマシン投入のきっかけは、親交の深いロケットバニー(TRA京都)三浦さんから「FCはどう?」という話があったから。三浦さんは世界の改造車フリーク達が大注目しているエアロデザイナーだ。その最新作がFC3Sであり、ビス留めワイドフェンダーを軸に構成されたロー&ワイドスタイルはドリフトに間違いなく映えると三浦さんは確信していたそう。

2018年シーズン、開幕戦のクラッシュやその後のラウンドでのトラブルによって思ったような成績が出ていなかった岩井選手としても「このままロードスターを煮詰めていっても限界は早そうだよな~」と考えていたことから、ニューマシンの制作に取りかかったというワケなのだ。

エンジンは、当初4ローター搭載が検討されていたものの予算の都合で断念。ユーノスコスモに搭載されている3ローターの20Bをクロスポート加工したエンジンに乗せ換えられている。ターボチャージャーはトラストのT88-34Dで、目標馬力は700psとのこと。

制作途中のマシンのまえでニンマリする岩井選手。ホイールはレーシングサービスワタナベのエイトスポークRタイプ(9J-17 Off−13)で、何色にしようか迷ったということでレッドとホワイトを気分で履き替えていく。また、タイヤは今シーズンからグッドライドのサポートドライバーとなり、スポーツRS(245/40-17)を履く。ちなみに現状はラインナップにないが、夏頃には255幅が追加され、それを履くことになるそうだ。

制作は、KP61スターレットやA35シャルマン、それに昨シーズンまで使っていたNA型ロードスターも手がけてた実績を持つ山口県のメイクヒロタが担当。D1グランプリシリーズのレギュレーションに合わせてロールバーやファイヤーウォールが組み込まれており、完成時の車重は1200kgを切るくらいになる予定となっている。

これまでKP61スターレットやA35シャルマン、NAロードスターとD1マシンを乗り継いできた岩井照宜選手。「実は最初に買ったマイカーがFC3Sだったんですよね。しかも3台乗り継いだ経験があるから、今回のマシンは原点回帰というか心機一転というか…広島出身だからマツダ車がよかったというのもあるし、ロードスターよりも車格が上だから、さらに良い走りができる予感がしてますよ」と意気込みを語っていた。

ラジエターは近年のドリフトマシンのトレンドとなっているリヤマウントを採用。重量配分やクラッシュ時の復帰性を考慮してリヤのサスタワーの間に配置される。

フロア下も加工されてリヤラジエターへと繋がる配管が設けられた。ミッションはHKSの6速ドグHパターンで、デファレンシャルギアは予算的にクイックチェンジの採用は断念。FC3S純正がそのまま使われる予定となっている。

運転席の後方中央部には、ファイアーウォールを隔ててATLの燃料タンクが設置されている。これはD1GP車両レギュレーションに準拠したメイキングだ。

ドリフト仕様の要とも言える切れ角アップは、メイクヒロタで加工したナックルを装着。アーム類は切れ角アップに伴って干渉しないように延長加工されている。

マシンのシェイクダウンは6月上旬が予定されており、6月29日(土)・30日(日)に茨城県の筑波サーキットにて開催されるTSUKUBA DRIFT(2019年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第1戦&第2戦)にてデビューする。いままでFC3S型RX-7のD1マシンはあったものの、最新のトレンドが取り入れられたニューマシンは久々の登場だ。

TSUKUBA DRIFTの観戦チケットは好評販売中とのことなので、詳細をD1公式ウェブサイトでチェックしていただきたい。

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