2024年シーズンのF1では、計6つのスプリントが開催される予定となっているが、そのスケジュールは世界モータースポーツ評議会の承認を得られ次第変更される見込みだ。これについてFIAはF1委員会の関係者と協議を行なったようだが、その詳細が明らかとなった。
変更後のスプリントフォーマットは次のようになる予定だ。
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まずフリー走行と、スプリントのグリッドを決める予選であるプリントシュートアウトを走行初日の金曜日に実施。スプリントレースは土曜に行なわれる。同じくグランプリの予選も、通常のレースウィークエンドと同様に土曜に実施される。
これらの変更はF1委員会で合意に至っており、FIAによると開幕戦バーレーンGPの直前である2月28日に行なわれる世界モータースポーツ評議会で変更案が提出されるという。
昨年は金曜に実施していた公式予選を土曜に変更するという案が出たのは、マシンの変更を制限するパルクフェルメルールに関する苦情を受けたものだ。F1では予選の時点で一部を除いたセットアップ変更ができなくなるが、従来のスプリントフォーマットでは金曜にたった1回フリー走行を行なっただけでセッティングが事実上固定されてしまっていたのだ。
そのため、仮にスプリントシュートアウトやスプリントレースの時点でセットアップの方向性が誤っていたと発覚した場合、セッティングを変えるにはペナルティを受けなければならず、やむなく決勝のスターティンググリッドを犠牲にするというケースも複数見られた。
昨年はアルピーヌのエステバン・オコンがアゼルバイジャンでスプリントに向けてサスペンションを変更してパルクフェルメルールに違反。オースティンのアメリカGPではアストンマーティンやハースがマシンの仕様変更のため決勝でピットレーンスタートを選んだ。新たなフォーマットが無事承認されれば、スプリントを終えた各チームは必要があれば予選までにセットアップの微調整を行なうことができるだろう。
2024年は中国、マイアミ、オーストリア、アメリカ、サンパウロ、カタールという6つのグランプリでスプリントフォーマットが採用される。昨年スプリントが行なわれたアゼルバイジャンとベルギーとの入れ替わりで、新たに中国とマイアミでスプリントを実施する形だ。
また2024年に向けては、パワーユニットの使用制限に関しても土壇場で変更される模様。2024年と2025年に関してはICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H、MGU-Kの年間使用数は4基とされる予定だったが、これが以前のように年間3基に戻るようだ。
加えてDRSのルールも変更され、レースディレクターはこれまで決勝スタートから2周が完了した時点でDRS使用を解禁していたが、これが1周で解禁できるようになる。これはセーフティカー先導からのリスタート後にも適用される。
これらについてFIAは「グループでは2026年のレギュレーションに関する多くのトピックについて議論しており、特に財政と持続可能性について話し合っている。また2024年の技術規則、競技規則、財政規則に関するマイナーチェンジもいくつかF1委員会で承認された」と補足している。
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