現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型日産エクストレイルがついに“上陸”!

ここから本文です

新型日産エクストレイルがついに“上陸”!

掲載 17
新型日産エクストレイルがついに“上陸”!

【新型エクストレイルの詳細】12月2日から、日産グローバル本社ギャラリーで中国仕様のエクストレイルが展示されている。国内でも次期エクストレイルになるだろうSUVを紹介する。

現行エクストレイル、意外と売れています

新しいメルセデス・マイバッハのオフロード・クーペがユニークだ!

日本で現在販売されているエクストレイルは初代から数えて3代目だ。登場は2013年だから、すでに今年で約8年が経つ。それでも2021年10月の販売台数は746台で、自販連の乗用車ブランド通称名別順位で第40位。2598台で第19位のトヨタ「RAV4」には及ばないものの、2019年登場のマツダの「CX-30」が715台で第41位だから、コンスタントに売れている。

とはいえ、グローバルではすでに新型に切り替わっている。北米市場では2020年6月15日「ローグ」の名前で発表されている。ローグとはエクストレイルの海外ネームだ。

ただし、このとき日産広報に問い合わせたところ「新型ローグが次期エクストレイルかどうかはお答えできません」とのことだった。

2021年4月19日、ローグとおなじ内外装の、中国市場向けの新型「エクストレイル」が登場した。ローグはやっぱり新型エクストレイルだったのだ。

すでに4代目エクストレイルが発表されてから1年以上経つというのに、日本仕様の発表はない。はたしていつ上陸するのか? つい先日、北米では新しいターボ・エンジンを搭載したグレードまで発表されているというのに……。

と、思っていたところ、日本でも新型エクストレイルが一般に公開された。「Nissan Futures」なるそれは、日産が描く電動化の最先端を体感できるイベントである。

これに先立ち、11月29日、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表。電動化を戦略の中核とし、2030年度までに電気自動車15車種を含む23車種のワクワクする新型電動車を投入し、グローバルの電動車のモデルミックスを50%以上へ拡大するとした。

電動化の時代をより身近にするべく、本イベントが開催され、新型エクストレイルが展示されたのだ。

上下2段のLEDヘッドライトが新しい!

展示された新型エクストレイルは中国仕様だった。ただし、ガソリン・エンジン搭載モデル。車両前に置かれたプレートには「今後、欧州・中国市場にe-POWERを搭載予定」と、書かれていた。

e-POWERとはエンジンを発電機として使い、100%モーターで駆動するシリーズ式ハイブリッド・システムだ。日本ではコンパクト・ハッチバックの「ノート」とミニバンの「セレナ」に採用されている。

Nissan Ambition 2030では、2026年度までにEVとe-POWER搭載車を合わせて20車種導入し、各主要市場における電動車の販売比率を以下のレベルまで高めるという。

・欧州: 75%以上
・日本: 55%以上
・中国: 40%以上
・米国: 2030年度までに40%以上(EVのみ)

e-POWER普及を目論むだけに、エクストレイルのe-POWER搭載をアピールするために展示したのだろう。

エクステリアは、最新の日産車とおなじく「Vモーショングリル」を採用し、照射範囲を拡大したLEDヘッドライトを上下2段に分割したのがあたらしい。間近で見ると、なかなかの迫力でかっこいい。現行エクストレイルを所有するフォトグラファーの安井宏充さんも「カッコいいですね」と、唸る。

ルーフには、最新のSUVではあたりまえになった電動開閉式のパノラミック・ルーフが見える。8年分の進化は大きく、リアシート用エアコンやリアドアウィンドウのサンシェード、スマートフォン用のワイヤレス・チャージング機能なども備わるようだ。

内装はガラス越しでしか見られなかったが、インパネ上部のインフォテインメント用モニターや小ぶりのシフトレバー、新形状のステアリング・ホイールが新しい。各所にメッキをあしらい、上質感を高めている。

そういえば、北米市場のローグではセミアニリン仕上げのレザーを使ったシートも選べるという。日本仕様もクオリティアップは疑いないだろう。

新型エクストレイルは、意外なほど“輝いて”見えた。パッと見ただけでも、よりスタイリッシュに、そしてより上質になったのがわかる。

はたして、いつ日本でも販売されるのか? 日産広報部に訊いたが、「大変申し訳ありませんが、お答えできません」とのこと。エクストレイルとおなじならびには、日本未導入のSUV「キャッシュカイ」も展示されており。こちらもなかなかカッコイイ。

これほどカッコいい2台のSUVが日本で買えないなんて……もしかするとNissan Futuresに多くの人が来場すれば日産のマーケティング担当者の心が動くかもしれない。

というわけで、気になる向きは横浜に足を運ぶべし。12月27日(月)まで開催されている。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン、弱気レッドブルF1に“喝”。ライバルの接近を「当たり前と受け止めてはいけない。そうなればみんなに負ける」
フェルスタッペン、弱気レッドブルF1に“喝”。ライバルの接近を「当たり前と受け止めてはいけない。そうなればみんなに負ける」
motorsport.com 日本版
日本の自動車市場からフラッグシップセダンが減っている理由
日本の自動車市場からフラッグシップセダンが減っている理由
@DIME
トヨタ「プリウスα」なぜ消滅? 「復活」の可能性はある? “ちょうどイイサイズ”に3列シート装備で「画期的」だったのに… 1世代限りで生産終了した理由は
トヨタ「プリウスα」なぜ消滅? 「復活」の可能性はある? “ちょうどイイサイズ”に3列シート装備で「画期的」だったのに… 1世代限りで生産終了した理由は
くるまのニュース
FUGU INNOVATIONS、新色電動キックボード発売
FUGU INNOVATIONS、新色電動キックボード発売
レスポンス
F1オーストリアGPスプリント速報|フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィン! マクラーレンは力及ばず2-3。角田裕毅13位
F1オーストリアGPスプリント速報|フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィン! マクラーレンは力及ばず2-3。角田裕毅13位
motorsport.com 日本版
リカルド、ローソンとの交代の噂は「ここに来て言われるまで知らなかった」と無関心。他チームとの交渉も否定
リカルド、ローソンとの交代の噂は「ここに来て言われるまで知らなかった」と無関心。他チームとの交渉も否定
AUTOSPORT web
フェルスタッペンまさに完勝。マクラーレン勢のプレッシャーも交わして最後は独走優勝。角田裕毅は13位|F1オーストリアGPスプリント
フェルスタッペンまさに完勝。マクラーレン勢のプレッシャーも交わして最後は独走優勝。角田裕毅は13位|F1オーストリアGPスプリント
motorsport.com 日本版
【2024年版】スズキ スペーシアVSホンダ N-BOXを徹底比較
【2024年版】スズキ スペーシアVSホンダ N-BOXを徹底比較
グーネット
V8を選んだベントレー コンチネンタルGT【九島辰也】
V8を選んだベントレー コンチネンタルGT【九島辰也】
グーネット
スーパーフォーミュラ富士公式テストが7月7~8日に開催。スケジュールとイベント情報が公開
スーパーフォーミュラ富士公式テストが7月7~8日に開催。スケジュールとイベント情報が公開
AUTOSPORT web
MINI カントリーマン 新型、最強「JCW」は300馬力ターボ搭載…新写真を公開
MINI カントリーマン 新型、最強「JCW」は300馬力ターボ搭載…新写真を公開
レスポンス
MotoGPオランダ予選|絶好調バニャイヤ、レコード大幅更新でポール獲得。マルティン僅差2番手
MotoGPオランダ予選|絶好調バニャイヤ、レコード大幅更新でポール獲得。マルティン僅差2番手
motorsport.com 日本版
トヨタが新型「カローラFX」初公開! 80年代イメージの「レトロ×スポーティ」斬新デザイン採用! ド派手な「FX16」の再来モデル アメリカ仕様に反響あり
トヨタが新型「カローラFX」初公開! 80年代イメージの「レトロ×スポーティ」斬新デザイン採用! ド派手な「FX16」の再来モデル アメリカ仕様に反響あり
くるまのニュース
“カワサキ製3気筒”を16基も連結! 4.2リッター48気筒の「モンスターエンジン」搭載!! ワケありカスタムバイクは“1気筒当たり約39万円”で落札
“カワサキ製3気筒”を16基も連結! 4.2リッター48気筒の「モンスターエンジン」搭載!! ワケありカスタムバイクは“1気筒当たり約39万円”で落札
VAGUE
デロリアン『DMC-12』をEVに、コンバージョンキット登場…0-96km/h加速5秒以下で航続240km以上
デロリアン『DMC-12』をEVに、コンバージョンキット登場…0-96km/h加速5秒以下で航続240km以上
レスポンス
GPSデータから見えたレッドブルとマクラーレンの違い。フェルスタッペンは最高速、ノリスはトラクションが武器に
GPSデータから見えたレッドブルとマクラーレンの違い。フェルスタッペンは最高速、ノリスはトラクションが武器に
motorsport.com 日本版
「ル・マン」は「メディアセンター」も24時間の戦い!? フランスの新聞社はおしゃべりも宴会も一流でした【みどり独乙通信】
「ル・マン」は「メディアセンター」も24時間の戦い!? フランスの新聞社はおしゃべりも宴会も一流でした【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ただの直4SOHCにあらず。三菱が満を持した純国産ターボで強力な過給時のパワーを実現!【GTmemories12 A183Aスタリオン ダイジェスト(4)】
ただの直4SOHCにあらず。三菱が満を持した純国産ターボで強力な過給時のパワーを実現!【GTmemories12 A183Aスタリオン ダイジェスト(4)】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

17件
  • 誤:ついに
    正:今さら
  • キックスみたいに
    海外販売の数年落ちのモデルを
    日本で販売となるのかね〜

    なんか日産SUVって、新型感ないな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8558.0万円

中古車を検索
エクストレイルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8558.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村