「一定以上まで引き上げる」のがポイント
自動車のパーキングブレーキは電動式も増えてきましたが、一般的に「サイドブレーキ」と呼ばれるレバーで引くタイプや、足で踏みこむタイプなども、まだまだ健在です。こうしたアナログなパーキングブレーキは、引いたり踏んだりする力も人によって様々。「サイドブレーキが固すぎて動かない!」とった場面もあります。こうした「固すぎるサイドブレーキ」には効果はあるのでしょうか。
うなるような強いエンジンブレーキ、燃費やクルマに問題ないのか?
カーシェアでいろいろなクルマに乗るという、会社員の男性は次のように話します。
「車種によっては異様に『サイドブレーキが固すぎる』という場面があって、カーシェアで乗ると『またあの硬いレバーを動かさなければいけないのか……』と少し凹むことがあります。『前の利用者は格闘家か?』などとこぼしながら、友人とふたりがかりでなんとかレバーを降ろしたこともありましたね」
サイドブレーキを強く引けば、解除ボタンもレバーも固くロックされ、それを下げるのに力が必要になります。
サイドブレーキを製造するメーカーによると、一定以上まで引き上げればしっかりとブレーキがかかり、「それ以上強くすればするほど制動力が大きくなるというわけでもない」のだそう。ただ、どれほど引けばよいかは車種ごとに設定されており、一概には言えないところだそうです。
では、結局どれくらいの力でブレーキをかければいいのでしょうか。
サイドのいい感じの引き方、どんなもの?
自動車メーカーの担当者は「レバーを十分に引っ張り上げてください。そうでないと、ブレーキのかかりが甘いことがあります」と話します。メーカーとしては、個人差も考慮して「力いっぱい引け」というのは当然といえば当然ですが、その具体的な目安もあるとのこと。取扱説明書に書かれている「引きしろ」に示された力で、規定のノッチ数まで引き上げた状態だそうです。
この「引きしろ」は、車種ごとに設定されています。
レバーを引き上げると「カチカチ」と鳴りますが、この音の回数を「ノッチ数」といい、「引きしろ」は規定の力でレバーを引き上げた際に何ノッチでレバーがロックされるかという数値で示されています。たとえば電動パーキングブレーキの設定がなかった先代のホンダ「フィット」のサイドブレーキは、モデルにより約20kgの力で7 9ノッチまたは8 10ノッチとされています。
この引きしろの数値はあくまで整備上の目安ですが、メーカー側は、規定のノッチ数に満たない引き方では、しっかりとしたブレーキ力が得られないことがあるとしています。
足踏み式パーキングブレーキの場合も、ペダルを完全に踏み込む必要があるとのこと。このペダルもサイドブレーキレバーと同様、車種ごとに「踏みしろ」が設定されています。
しっかりと固さを感じるまでレバーを引き上げたり、ペダルを踏み込んだりするようにつくられているというパーキングブレーキ。逆にこれがいつもより軽い、あるいは強く引いたり踏み込んだりしているのにかかりが悪い、といった感じを覚えた場合は、異常を疑ったほうがよいと、ある自動車整備工場の代表は話します。
アナログのパーキングブレーキは多くの場合、レバーを引いたりペダルを踏んだりすることで、ワイヤーを引っ張って後輪にブレーキをかけます。「ワイヤーが伸びていたり、ブレーキシューが摺り減っていたりすると、その異常がレバーやペダルの違和感に表れる」(自動車整備工場代表)のだそうです。
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坂道だと動き出しそうで怖い