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アウディSQ5にディーゼル 販売中止を経て復活 燃費/出力の両立めざす 欧州

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アウディSQ5にディーゼル 販売中止を経て復活 燃費/出力の両立めざす 欧州

もくじ

ー 0-100km/h加速は5.1秒
ー 動力性能と環境性能を両立
ー Q5と見分けが付く専用仕立ての内外装

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0-100km/h加速は5.1秒

アウディが高性能SUV SQ5のディーゼル・バージョンを発表した。実車は3月上旬のジュネーブ・モーターショーで公開される。

この新型SQ5 TDIは、新開発のディーゼル・マイルドハイブリッドを搭載。英国では今年後半に発売が予定されている。

ドライブトレインには、アウディの最新ターボ付き3.0ℓV6ディーゼル・エンジンと48V電装システムが組み合わされている。その電力によって7kWの小型モーターがコンプレッサーを作動させる(より大型のSQ7と同様)。

この電動コンプレッサーは、可動ベーンを備えるターボチャージャーよりエンジンの下流側に搭載。排気ガスの流速を高め、ターボラグを減らすと同時に、1650rpm以下の低回転域におけるエンジンのパフォーマンスを向上させる。そのブースト圧は最大1.4バールになるという。ターボのブースト圧は最大2.4バールだ。

このパワートレインは最高出力347ps、最大トルク71.4kg-mを発生。先代のSQ5 TDIプラスよりも出力は7ps増、トルクは変わらない。比較のために挙げると、従来の3.0ℓV6ガソリン・エンジンを搭載するSQ5は354psと51.0kg-mとなっている。アウディによると四輪駆動のSQ5 TDI は0-100km/hを5.1秒で加速、最高速度は250km/hでリミッターが作動するという。

動力性能と環境性能を両立

SQ5 TDIのマイルドハイブリッド・システムには、クランクシャフトに接続されたベルト駆動のオルタネーター・スターター(BAS)が含まれる。減速時は最大12kWの運動エネルギーを回生し、荷室床下に搭載されたリチウムイオン・バッテリーを充電する。

BASによってコースティング機能も可能になった。スロットを閉じるとエンジンは短時間停止し、惰性走行して燃料を節約することができる。WLTPサイクルにおける燃料消費率は11.5km/ℓ~12.2km/ℓ。CO2排出量は172~177g/km(NEDC値)となっている。

ガソリン仕様のSQ5と同様、SQ5 TDIも8速トルクコンバーター式オートマティック・ギアボックスと、アウディのクワトロ四輪駆動システムを搭載する。通常時は前40:後60に駆動力を配分するが、走行状況によってリアに最大85%までトルクを送ることができる。オプションでリア・アクスルにスポーツ・ディファレンシャルも装備できる。これは片側の後輪に多くの駆動力を割り当てるトルクベクトリング機能を可能にする。

オプションは他にも、可変ギア比のダイナミック・ステアリングや、アダプティブ・エアサスペンションなどが設定されている。標準の鉄製スプリングを使ったサスペンションでも電子制御ダンパーを装備し、車高は標準のQ5より30mm下げられている。

Q5と見分けが付く専用仕立ての内外装

SQ5 TDIはいくつかエクステリアのスタイリングが変更されたことで、標準のQ5と見分けることができる。

バンパーは形状が変わり、ブラッシュドアルミのグリルとリアディフューザーを装着。標準のアロイホイールは20インチだが、オプションで21インチも赤いブレーキ・キャリパーと一緒に選択可能だ。

インテリアは、アルカンターラとレザーが張られたスポーツシートや、革巻のマルチファンクション・ステアリングホイールを装備する。

12.3インチのバーチャルコクピットと呼ばれるデジタル計器パネルも、Sモデル専用の表示画面が用意される。新しいアルミニウムのトリムも採用された。

オプションにはバング&オルフセンのサウンドシステムや、アウディ最新のコネクティビティ機能、スマートフォン用ワイヤレス充電トレイなども用意されている。

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