トヨタ プロボックスバン 「バン (Van)＝「主に貨物を運搬する屋根付きの自動車」について思う事」のユーザーレビュー

バン (Van)＝「主に貨物を運搬する屋根付きの自動車」について思う事

2017.6.15

総評

　バン (Van)＝主に貨物を運搬する屋根付きの自動車、とあります。

　現状、基本的に昭和の時代から継承された設計のまま大きく変わっていない車です。ハイエース人気に見られますよう価格はもう少し高くなってもかまわないのでどうせなら乗用車の延長、寄せ集めでなくそれ専用に特化したもっと使い勝手の良い（良さそうな気がするのでなく実際に使い勝手のよい）、サマになるといいますか機能美あふれる世界基準になりそうな専用車ができないものでしょうか。
　ちょうどタウンエースの屋根を低くしたサイズで寄せ集めでなく専用設計にて...。国内だけにとどまらず世界的に見ても相当数の台数が見込める市場だと思えます。
　古くはミニバンの先駆けとなったエスティマ～最近ではCH-R、それらを世に送る出す力があるのですからできなくないはずです。

満足している点

・どんな荷物も載せられ、また日頃の足として全く気を遣うことなく遠慮なく扱える。
・燃費が意外にも良い事。
・視界が良く運転のしやすさは最高レベル。
・貨物車にしてはサスがしなやか。
・自動停車カメラ類の装備、アイドルストップ機構がある。

不満な点

・車体デザインが昭和時代のバンと大きく変わっていない。
・貧相な装備。特にメーター類＝スピードメーター一個だけというさびしさ。

デザイン

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走行性能

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・絶対的なエンジンパワーはあるにはあるのですが（もちろん貨物車としてのCVTの設定にもよると思いますが）、何といいますか力感がなく妙に低速トルクが薄い印象です。
・一方、ハンドリングはクセがなく素直で万人向けけかと思えます。
・高速安定性にも優れていて制限速度をはるかに超えた速度域においても全く不安を感じませんので、このあたりは軽自動車やリッターカーと違うところかと思えます。

乗り心地

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・うたい文句どおり（重量物を載せても空荷でも）乗用車と変わりないしなやかでストローク感のある絶妙なサス設定、その乗り心地には好感が持てますが、
・バン特有の空荷時の段差通過時の突き上げ感、ハーシュネス（小さな突起や 段差を通過したときに車体に生ずる振動と音）はそれなりにあります。
・それらを含め、残念ながらロードノイズはかなりひどく、許容の範囲を逸脱したレベル。
・納車引き取り時、初めて当車に乗り込み走り始めた瞬間、真っ先に感じ最もショックだったのはこのロードノイズのすごさでした。
・それは乗用175/65R15のレグノに交換しても収まらないひどいレベルです。
・エンジン音もかなりうるさく静粛性とは無縁のバンです。
・ロードノイズ、エンジンノイズ、共振共鳴ノイズ類は、たとえば最新の軽自動車の方がはるかに静かと思えますが、乗り心地自体は前記のように悪くないです。

積載性

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・リアシートを倒さない状態でも結構な奥行きが確保されていますので見た目、荷室空間の広さを感じられ、実際に必要十分な積載量ですが、唯一...
・カタログでは最大荷室幅寸、それに絶妙な見えづらいアングルでの写真しか載っていませんが、タイヤハウスの出っ張りは意外と邪魔で思いの外、積載を妨げています。
・それと、ちょっとした長物を含む荷物を載せる場合（結構こういったケースが多いはずです）、7:3分割可倒リアシート構造であれば何かと便利で重宝するのですが...、この辺は一工夫ほしいところです。

燃費

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・走行まだ5000kmですが、意外にも良く
普通にキビキビ走っての平均は、
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◆市街地16.8km/L、◆流れの良い郊外18.8km/L、◆高速22km/L（100km平均にて無理な負荷をかけず走行して）
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　実質、軽自動車やリッターカー並みかそれ以上の燃費には驚きです。
　特に高速走行や一般道をキビキビ走った場合、通常、小排気量車の燃費が極端に落ちるのに対して↔こちら高速で伸び、元気よく走ってもさほど落ち込まない傾向にあります。ガソリンエンジンにおいては４気筒の1.5Ｌが一番効率の良い排気量だと言われますがまさにその通りだと痛感した次第です。

価格

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故障経験

　エアコンダイヤルスイッチ最左部は助手席乗員のひざ蹴りを受けやすく壊れやすい。半年5000km内で修理交換もう2回目（一回は無償だったが）。これは設計ミス欠陥です。
　それ以外はノントラブル、気になる個所もなく快調。