トヨタ アルテッツァジータ 「エンジンのポテンシャルは高いですが、私は...」のユーザーレビュー

エンジンのポテンシャルは高いですが、私は...

2004.3.7

総評

エンジンのポテンシャルは高いですが、私は穏やかな走りを重視します。以前乗っていたVTECや、BOXERターボの車はエンジンを回したくなるキャラでしたが、このAS300は低中速域の分厚いトルクを楽しみつつ、優雅に走るのが似合うと思います。

静粛性や高級感を追求すると取扱いに困る大型車や高価な外車しか選択肢がなくなり、またその多くは威圧的だったり、熟年層向けの「色気」を失ったスタイルだったりして寂しさを感じます。逆にハイパワーなスポーツカーは確かに刺激的でカッコ良いですが、スポーツ性能一辺倒の雰囲気になりがちで、これも何となく寂しさを感じます。

ジータAS300の走りは静・速・スムーズが高い次元でバランスされており、雰囲気もスポーティー＆カジュアルの二面性があります。また、Ｌエディは少しだけラグジュアリな雰囲気を与えてくれます。どれかに過度な性能を追求する人には中途半端に感じるかも知れませんが、私が所有した中では最も愛着が持てる車です。

適度なカッコ良さを残すデザインも好きですが、自分で運転しても家族や友人と出かけても楽しめるトータルな優しさが何より好きです。私にとっては明るいカーライフを提供してくれる最良の車です。

この車は他の競合車との優位性を主張する車ではないと思います。ナンバーワンになれる要素や過度な贅沢さはありませんが、所有して走らせてみると豊かな気分になり、他との比較に興味がなくなります。そんなオンリーワンな車になりうる希少な存在だと思います。

満足している点

2度目の投稿ですが、更に満足度は高まりました。
・3Lの車でほぼ５ナンバーサイズ。世界的に見てもこの種のコンパクトプレミアムな車は他にプログレ、ブレビス、BMW330等しかありません。どれも近く廃止になりそうなので、この種の車を買うのは今のうち。その中で一番雰囲気が好きです。
・GRPの効果か、走るほど静粛性・スムーズさが増す直6エンジン。V6や直噴、ハイブリットのような先進性はないですが、息長い加速と音質、静粛性、耐久性など熟成された味わいを楽しめます。
・GRP、SEV-HB、アーシング、サイクロンなど小物の効果があり、大排気量らしいトルクが体感できるようになりました。パワーモードで走ると常用域ではレガシィ等と遜色ないトルクが得られ、同乗者の多くが驚いてくれます。スポーツカーのような過度な凄みはないですが、常に余裕のある加速は嬉しいものです。
・車全体のフォルム。リアのデザインは最初アンバランスに感じましたが、車全体のフォルムが美しく飽きのこないデザインです。この点はさすがトヨタです。
・オーディオ、ナビなど社外品が容易につけられる柔軟性。セルシオでも登場時のナビは低品質でしたが、純正では買った当時の低品質ナビを交換できずにずっと付き合わされます。電子機器の進化は早いので柔軟に最新型が付けられる構造は非常に重宝します。

不満な点

・純正としては異例の極太マフラー。アイドリング・低速時の籠もり音の音源でしたが、サイレンサーを挟んだらほとんど気にならないレベルになりました。
・やや質感に乏しいインパネ類。ワンオフで作ってもらった木目調パネルをダッシュボード付近に取り付け、旧クラウン似にして勝手に満足してます。
・重いバネ下とハンドル。純正タイヤやホイールが重いせいでしょう。軽量ホイールに交換したら、丁度よい軽さになりました。
・上記以外の古さは割り切るしかないかも。たとえば「バタッ」というドア閉じ音、屋根に雨粒が当たるときのカンカンという鉄板音、ちょっと寂しいメーター照明類、伸びない燃費など。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験