トヨタ アルテッツァジータ 「＋自分にとってオールマイティーな車＋ ...」のユーザーレビュー

＋自分にとってオールマイティーな車＋ ...

2003.10.30

総評

＋自分にとってオールマイティーな車＋
　*走行性能
カップホルダーはともかくとして、走行性能。車本質の性能は素晴らしい。前述のとおりエンジンはパワーがあり、特にトルクは強力の一言。
きっと上り坂が好きになるだろう。そして、室内は静寂で、アイドリング時の振動も皆無。３Ｌ直６だから当たり前だが、とにかく１ランク上の上質感がある。ハンドリングも素直で、コーナリングはさすがの一言。荷室を犠牲にしてコンパクトにした効果がここに出る。重量配分もバックドアをアルミ化して５０：５０にするというこだわり様だ。また、ステアリングインフォメーションも路面の質感まで汲み取れる程で、これが人車一体感を深める。全体的に懐が深い感じでしっかり出来ている。
　*使い勝手
自分の車の使い方としては、だいたい１人～３人で乗ることが多く、多量の荷物を積むことも無い。でも、生粋のスポーツカーではいざという時に荷物が全く積めないので不安だし、ミニバンだとたまに荷物を載せるだけの為に走行性能を諦めなければならない。そんな点でジータはいざとなったら、後席を倒してフラットにすれば随分の荷物が載るし、ミニバンに比べて走行性能も犠牲にしない。
　*エクステリア
そして、やはりカッコよくないといけない。デザインが悪いと気持ちも乗らないし、楽しくない。ジータは個人的に凄く好きだ。コンパクトなボディーと塊感がスポーツカー顔負けの迫力。
　以上の全ての自分の欲求を満たしてくれるのがジータ。故に自分にとってオールマイティーと言う理由である。

満足している点

①２ＪＺ－ＧＥエンジン
このエンジン、別段凄いスペックを備えてる訳じゃないが、スープラやアリストにも搭載されてるエンジンで、ジータの小さいボディーを凄い力で引っ張る。この車でいつもの山坂道を走って驚愕した。その道には、今まで自分が走った中でも、見当たらない程急な傾斜の坂道（角度は分からないが、都市部ではまず在り得ない角度。）がある。平地ではとてもレスポンスが良く、太いトルクで余裕の加速を発揮するが、果たして、いつもの山坂道でどれ程の走りが出来るのか？やがてその坂道に到達し、アクセルを踏んで拍子抜けした。驚く程平然と登って行く。エンジン回転数はその時点で３０００ｒｐｍぐらい。エンジン音も至って静か。落ち着きすぎている。なのに、急な勾配はまるで視覚の錯覚であるかのように尚も加速する。想像では、良くて最初のスピードをキープできるかどうかだろうと思っていた。が、坂道になると太いトルクが余計に浮き彫りになり、ジータってこんなに馬力あったの？と思い知らされた。このレベルだと、日本中パワー不足を感じる道はほぼ無いんじゃないだろうか？
　②特異性
　基準によって中途半端と取る事も出来るが、オールマイティーとも取れる車だ。国産ではこれ程特異な車は無い。一種のレアカー。

不満な点

①収納スペースがない
運転席周りに収納スペースが見当たらない。
　②後方視認性
後方視認性最悪。ほとんど勘と運による車庫入れ。窓を開けると取り合えずは意図的に入れられるが、少々面倒くさい。
　③カップホルダー
ジータに付加（？）されたカップホルダーは個人的にかなりの問題作である。およそ３００万の車とは思えない凄惨なものだ。仮にカップホルダーだけを写真に収め、このホルダーはどんな車のモノでしょう？と１００人に聞いたとしよう。恐らく、１００人中６０人は「軽自動車の。」と答え、３０人は「２０年前ぐらいの車かな？」と答えるだろう。残りの１０人は「これはカップホルダーではない。」と答えるに違いない。勿論、カップホルダーと教えているから答えられるが、これが何か？と質問すると、１００人とも分からないと答えるね。それ程ショボショボのホルダーなのだ。一見の価値あり。
しかし、トヨタもこんなモノをよくも世に出したもんだ。その素晴らしくたくましい勇気にあきれる。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験