スバル インプレッサスポーツワゴン 「「運転が楽しい！」と、はじめて実感させら...」のユーザーレビュー

「運転が楽しい！」と、はじめて実感させら...

2004.4.7

総評

「運転が楽しい！」と、はじめて実感させられた車です。私は別に車に詳しいわけでも走り屋さんでも何でもないのですが、何気なく出会ったこの車（中古）に一目惚れをして正解でした。特にMTを操る楽しさは、この車では格別のものがあると思います。エンジンの回転数を意識することで、性能を目一杯引き出したスポーツドライビングを楽しむこともできるし（パワーが公道には丁度良いのではないでしょうか）、だらだら運転でのんびりエコドライビングもOKです。あらゆる運転を影で支える過剰なボディー剛性と低重心と4WDゆずりの足回りは、程好い一体感を感じさせる上質なシートと相まって、ドライバーを幸せな気分にさせてくれます。「移動のための道具」と評される車とはまるで対局にありながらも、実用性も極めて高いものがあります。
インプレッサは走り屋の系譜だそうで、何かと車に手を入れることが主流のようですが、特にこのグレードはノーマルでも充分完成されているように思います。ノーマルでのバランスの良さと、随所に見られるスバルらしい「こだわり」を愛して、長く長く乗りたい車です。

満足している点

・走り屋に間違えられるほど精悍ではあるけど、どこか愛嬌のある外観（特に鮮やかな青と丸目が個人的にお気に入り）
・ざわめくような静寂を基本とするが特に2500～4000回転あたりで心地よく響いてくるエンジン音
・フラット4がもたらす低重心のせいなのか、コーナーでの安定性と素直なハンドリング
・ベストなドライビングポジションを可能にする守備範囲の広いシートとそれに代表されるアクティブセーフティー（事故を起こしにくい）
・意外と（特にFFならでは）取り回しの効く小さな車体と高い視点も相まったフロントの見切りの良さ
・小気味良く決まっていくシフトレバー（純スポーツとまではいかないだろうが某トヨタ車のフニャフニャレバーに比べれば格段に楽しい）
・雰囲気が伝わるいかにも頑丈そうなボディーと普通に走るには程よい硬さの足回り
・見かけよりも意外に積載力のあって、いざという場面でもほとんど不足しないラゲッジスペース（レイアウト）
・見なくても手探りのみで的確に操作のできるアナログ空調系とレトロで逆に飽きの来ないパネル
・本皮momoステアリングとその間に見える3眼黄色針の戦闘機調のメーター類
・気持ちよく走ってもそれほど悪くない燃費（これもFF-MTならでは？）
・ボンネットを開けると目に飛び込む水平対向エンジンの今時らしからぬメカメカしさ
・低音が妙によく響くが落ち着いたデザインの純正オーディオ（K''sマスター何とか）
・こんなにいい車なのに乗っている人がかなり少なくちょっとした優越感と共に強い愛着を覚えること

不満な点

・前席よりもあからさまに乗り心地の悪そうな後席シート（ワゴンだから仕方ないか）
・丸目ヘッドランプ横の何のためにあるのかわからないオレンジレンズ（点灯しないのが釈然としないが特に嫌というほどでもない）
・1速や2速でエンジン回転が2500回転ぐらいに達するまでのジリジリ感（アクセルべた踏みすれば解決するのだが、燃費が頭をかすめる）
・なんだかやたらと傷つきやすい塗装（汚れが目立ちやすいのは諦めるとして）
・ピストンリングのフリクションが低減化改良されるマイナーチェンジ前のモデルということ（気分の問題）

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験