最高に心地よい車です。
デザイン、乗り心地、内装、装備・・どれもが高い次元のバランスで仕上がっています。
何より、カタログに出ないきめ細かい配慮を感じ
2009.8.4
- 総評
- 最高に心地よい車です。
デザイン、乗り心地、内装、装備・・どれもが高い次元のバランスで仕上がっています。
何より、カタログに出ないきめ細かい配慮を感じます。
試乗車落ちの中古車を買って一年。みなさんが書いていない点を中心に書いてみました。
・エアコンがとても快適。
エアコンが冷えすぎず、風の出方、エアコン吹き出し口の位置などがかなり考慮されている感じがします。後部座席もとても好評。
・包み込まれるシート。
シートが大きめで包み込まれます。電動パワーシートの調整も、快適でゆったり運転したいとき、攻めて運転したいときをきめ細かく調整できます。長距離の運転で全く疲れません。片道400キロの出張を日帰りでしたときも、疲れが少ないのに驚きました。皮シートは始めての購入でしたが、コーヒーをこぼしても掃除が楽で、メンテナンス性が高い。
・静か。
静かさ=ストレスが少ない。これは確かです。特に高速道路では風切り音もほとんどせず、快適そのもの。ドアを閉めたとたんに日常の喧噪から離れ、ホテルのロビーでくつろいでいる感覚になり、心が落ち着きます。
- 満足している点
- ・急制動の安定が抜群
雨の日の高速道路での急制動。そんな危険なシチュエーションでも、横振れなしでビタッと止まることができます。これはボディ剛性が高いというより、総合的な安定性が高い感じがします。ドライバーの意図のままに操れること・・・私にとっての安全性の第一の要素なので、高い満足を感じます。
・心地よい加速感
V6 3000ccのエンジンで、この車重なので、確かにシートに押しつけられるような加速ではありません。ですが、このエンジン、レッドゾーン手前1000回転で一気にパワーが出ます。そこそこパワーがあるので、タコメーターをあまり意識されない方は、この領域を使っていない方が多いように推測します。試しに、マニュアルモードにして1速からアクセル全開にして、そのまま自動でシフトアップにまかせて加速すると、予想外の加速をすることに驚くはず。私も買って1ヶ月くらいまではワインディングを走っても、こんなもんかな、と思っていましたが、この高回転型ということを頭に入れると、スポーツカーにも引けを取らないくらい楽しめます。
・走り重視の人にとって、ダンパー調整は使えます。
スポーツと、オートの切り替えが出来る、電子制御のタンパーが装備されていますが、主に試乗車の時に、直線の乗り心地で試される方が多いと思います。そのときは、なんとなく固くなったかなという程度です。でも、山道に入って使うと全然違います。確実に左右のロールが抑えられ、足を固めた車に変化します。限界が一気に高くなる感触があり、実際にコーナリング速度が高まります。それでいて、オートの時は、ジェントルな乗り心地を味わえるのです。レースで鍛えられたプジョーなので、基本は速く確実に走れ、止まれることを最初に設計し、その後に、いかに日常の乗り心地を最高にするか、という思想で設計したのではないかと感じます。
・峠では、重さと大きさを全く感じさせない身のこなし
細い峠道を走って驚いたのは、1.7tの重さ、180cm超え車幅を感じさせないことです。以前、206に乗っていましたが、感覚で走れるのは同じでした。パワーと安定性、確実に効くブレーキが軽やかに感じます。
- 不満な点
- やはり街乗り燃費がいまひとつ。でも、高速道路での長距離では11km/Lまで伸びます。最高は13km/Lくらいでした。
故障は今までありません。206初期型の時は、いろいろ頻発していたのですが、年式の影響か、407だからか、故障がないのが嬉しいです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験