プジョー 206SW (ワゴン) 「コンディション維持できれば最高の普段乗り」のユーザーレビュー

AlexCrow AlexCrowさん

プジョー 206SW (ワゴン)

グレード:SW_XS_RHD(AT_1.6) 2004年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
5
積載性
5
価格
5

コンディション維持できれば最高の普段乗り

2022.7.12

総評
評価は新車でなく、走行6万キロ程度で主要部品の中には交換されているものもありとはいえ15年落ちの中古車ですので、評価もその点を含みおきください。

コンディションのいい車体であれば、今でも十分通用する名車だと思います。

一人で乗っている分には、日常の買い物の足としても、ちょっとワインディングで遊ぶにもどちらも満足できるバランスの良さ。ただし、ホイルサイズはこの車には大げさすぎるので、1インチ落として細めのタイヤにしたほうがより操縦性は高いようです。

悪評も多く聴くAL4ですが、私の手に入れた物件は、走行距離6万キロ手前にして、5万キロあたりでATギアボックスの入れ替えをされており、ATFも当然ながら新鮮です。この状態であれば走っていて問題をほとんど感じません。

MTモードであれ、ティプトロニックは所詮オートマティックの派生に過ぎないのですが、自分で走り方を都度変えたい(エコランであろうが、ぐいぐい走る場合であろうが)方にはDモードで乗っているのはひたすらもったいないです。これにマルチファンクションの随時燃費を併用することで、状況に合わせた走り方を自分で判断できますし。

バイワイヤ式由来のコントロールのダルさを指摘される方もおられますが、私の感覚としてはさほどきになりません。
満足している点
バランスの取れたパッケージング。
積載する荷物が少なく一名乗車なら峠でもそれなりに遊べる安定の猫足。DIYで手軽にいじれる範囲の広さ。
メンテナンスをきっちりしていれば全然問題のないAL4オートマチックギア。
かなり正確な燃費表示(マルチファンクションディスプレイ)。
エンジンルームは排気量の大きな上位モデルS16と比べて隙間が多くいじりやすいと思います。妙な配管もない感じです。
不満な点
内装のプラスティックがチープ。

QuickSilverパッケージだとホイルサイズがパワートレーンに見合っていない。インチダウンが得策。
国産だと手軽にDIYできる箇所が時々難しい場合がある(例バルブ交換など)。雨水侵入などに関して甘いところがいくつかある(リアゲート付近)。製造期や工場(FAB番号)によって細かい違いがあり、純正メンテナンスマニュアルの読みこなしが少々骨(部品の外形が違っていても解説図版が追随していなかったり)。
ブレーキダストが多いです。
デザイン

5

最近のいかつい系のフロントグリルに抵抗のある方には良いのではないでしょうか。ネコバス的なフィーリングのある面構えは、私はとっても好きです。

ノーズが短めですので、狭い場所の旋回時も見通しが良いです。
走行性能

4

DOHCとはいえ、1.6Lですのでパワー感は控えめですが、NAなりの素直な加速が特徴。とはいえ2500回転を超えてからの盛り上がり感はなかなか気持ちいいです。

足回りは定評ある猫足ですが、私の場合は年季も入っているのか割と路面を拾います。ステアリングにも路面情報が直接伝わる感じがありますが、これは私のような、その手のフィーリングが好きな人には良いのではないかと思います。でこぼこの多い路面ではキックバックも伝わってきますので、注意が必要ではあります。猫足のすばらしさを実感したと思っているのは、ワインディング走行などでの足回りの粘りですね。限界点が高く、コントロールが良く効きます。
乗り心地

4

コントロール範囲が広いので、振り回される一体感を楽しみたい場合も、同乗者に配慮した左右Gの少ない操舵もどちらも可能です。通常の路面の凸凹は拾いやすい感じがありますが、気にはなりません。
積載性

5

見た目によらない大容量のラゲッジが魅力です。後部座席フラットにすれば大量の荷物も積めますね。
燃費

3

街乗り、エアコンなしで平均10km/Lといったところでしょうか。カタログ値は12km/Lで謳われていることを考えると、こんなものかと思いますが、MTモードで運転し、減速もエンジンブレーキを積極活用すれば、街乗りでももう少しよくなる可能性はあります。ブレーキダストも減りますしね。むしろDモードはおまけと考えてます。
価格

5

滞留在庫を買ったこともあり、本体は6万円とお買い得でした(結局点検整備諸費用載せて20万は超えましたが)。

この車種に限りませんが…
購入時は必ず修理点検履歴を見てください。
過去に繰り返し起きているトラブル次第では安くてもあとあと響く可能性がありますので。

中古車屋は欧州車の修理スキルはまずないと思ったほうがいいです。

有名なA商会というショップでさえ、オイルエレメントの不確実な取付を行っており、購入した店舗でももろもろ点検時で発生したトラブルに即座に対応できず、また、トラブルでないこの車種固有の現象を勘違いして対応できず、納車を無意味に延期された経緯があります。
故障経験
エンジンオイル劣化と全化学合成油を入れ続けたゆえのエンジン回りのラバー劣化によると思われるオイル漏れがありました。特にPAOベースのものはいけません。侵襲性の低い鉱物油由来の固めのオイル(全合成油も多分OK)を低走行距離でかえ続けるのが正解と思います。

A商会のメンテナンスでオイルエレメントの取り付けを失敗していて、エレメントを格納するカバーの中で、プラスティックが破損していただけでなく、カバーも斜めについており、締め付けトルクも守られていたか怪しい状態でした。基本的に、中古車屋や、専門で経験豊富なショップ以外での点検修理には何かトラブルもくっついてくる、と思うぐらいがちょうどよいかと思います。

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