オペル アストラワゴン 「ドイツの真面目な真面目な実用車です。買っ...」のユーザーレビュー

ドイツの真面目な真面目な実用車です。買っ...

2003.8.10

総評

ドイツの真面目な真面目な実用車です。買って、損はしませんが、実用性と安全性以外の感覚的なものを求める方にはお勧めできません。絶対に動いてくれないと困るという方や官能的なラテン車をお持ちの方のサブカーとしてお勧めです。

満足している点

シャーシ剛性がこのクラスでは最高といえるほどしっかりしていること。５年４万キロ乗って初めて内装のこすれ音がしてきましたが、ドアの閉まる音など、ゴルフは一昨日おいでという感じです。実用性が高い質実剛健な車ですが、ハンドリングはワゴンと言えども、しっかりしていて、同年式のゴルフよりは上です。もちろん、ＢＭＷ３シリーズなどのハンドリングが素晴らしい車と比べれば、格段の差があるのは事実ですが、車としての性格が違うので、アストラにそれを求めるのは、酷と言うものです。
故障も少なく、この点では、先代のアストラに比べて、格段に改良されています。ただし、電装系はやや弱いのは明白で、ＡＢＳセンサーやＴＤＣの警告ランプの点灯はままあるため、気になる方は許せないかもしれません。５年目にして、エアコンが入らない事が出てきましたが、この手の電装系トラブルはイグニッション・キーを一端切って、入れ直せばＯＫなので、個人的には大して気にしていません。まあ、先代のハザードＳＷの不良を原因とするウィンカーの作動不良などに比べれば、罪が無いと言うべきでしょうか？
１．８リットルのエンジンは実用上必要にして十分ですし、アクセルを踏み込めばそれなりに加速もします。なんと言っても、セグメントＣの大衆車の実用グレードです。加速性や最高速を求めるべき車ではないのですから、高速道で他の車に遅れをとらない性能があれば十分です。
スタイルも古さは感じませんし、ハッチバックは今でも通用するグットデザインと思います。ワゴンは国産車に似たのが多くなってしまい、先代の方が良かったと言えるかもしれません。

不満な点

シートが大柄で、１８０ｃｍ８０キロ手前の私にすら、大きすぎて、フイットしないことです。レカロ等のスポーツシートのホールド感が欲しいと切実に思います。また、このためか、長時間乗車していると、腰が痛くなりますし、腰がずれ落ちる感覚がします。
エンジンは実用性は高いのですが、エンジン音とフィールを良いとはとても言えません。このエンジンの同系列エンジンがスピードスターにも乗っているかと思うと？なところではあります。
スタイルがトヨタやホンダ等に似ているのは、やはり情けない感じがします。せめて、日産似なら許せる（以前のオペル車は日産に良く似ていた）と思うのですが、こればかりはどうにもならないことです。また、アフターパーツで外装のドレスアップ・パーツがあまり無いのも困るところです。人気がもう一つなので、販売台数の割に選択肢が少ないのは、ドレスアップ至上主義者には向かないと思われます。
乗って走っていれば不満はほとんど無いのですが、エモーショナルな高揚感を求めるべき車では無いのは判っていても、余りに実用上困らない信頼性と安全性の真面目な車であることに飽きが来たわけでは無いのですが、所有する喜び・操作する喜びが感じられなくて、不満です。アストラにとっては理不尽な感情でしょうが、真面目な車作りをしているオペル車全体に言えることなので、どうにもならないことが一番の不満です。乗っていて、何一つ困らない実用性と言うことは、悪い事では無いのですが、耐久性が無くとも、故障が多くても、ラテンの血が入ったＢＭＷやそのものズバリのアルファが欲しくなるのが、欠点です。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験