なぜプリンスは日産に吸収合併されてしまったんですか？

Question

スカイラインはじめグロリアとか、トラックのクリッパーとか、ラインナップだけ見ていると当時の日産より豪華な気がするのですが、そんなに経営悪かったのでしょうか？

Answer 1

プリンス自動車と日産の合併の大きな要因としては

・採算を度外視した中型車が主力で売れ筋の大衆小型車がなかったため、
経営が不安定だった。

・最大の出資者であったブリヂストンにとっては
販売拡大のため他のメーカーにタイヤを売り込む時の足枷になった。

・通産省（当時）が乱立する自動車メーカによる潰し合いを避けるために。
メーカーの整理統合を指導した。

以上の３点が挙げられています。

Answer 2

プリンス自動車と日産自動車の合併（昭和41年8月）は通産省（当時）による業界再編成、つまり国策の一環として行われました。

当時通産省は、海外の自動車メーカーに対抗して国産自動車の競争力を上げるべく、国内の自動車メーカーの数を絞って技術力を統合させようとしていました。それによってプリンス自動車は日産に合併されたのです。書類上は対等合併でしたが、事実上日産による吸収合併でした。

プリンス自動車は戦時中に零式艦上戦闘機（いわゆるゼロ戦）を生産していた中島飛行機がルーツで、天皇陛下の乗る御料車を製作するなど技術力はズバ抜けていましたが、販売部門が弱く経営状態は必ずしも良くありませんでした。日産は当時その逆で売るのは得意だけど技術力に乏しく、両社の合併はそれの相互補完の意味合いもあったようです。

Answer 3

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A

参考にしてください。